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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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※今日のヒトコト
【4月にも バーテンダーズナイトやりますか!?

火曜日の午後、大雨が降ったらしい。洗濯物を干して昼間に寝ていた間の出来事である。そうなるとやはり夜は寒くなる。独身洗濯は、こんなとき虚しい。

昨日の日記はまんま六甲山牧場だったので書けなかったが、昼からはポンッ(こういう口語表現するよな 書くと変だよな)と予定が空いたので、三宮の北野坂横にある銀行に行った。ATMに行くと金村先輩がいた。バーTHIRD ROWという、イマドキ珍しい暴力バーの店主である。体育大学ラグビーの一つ上で、大阪のディープな街からおおよそ似つかわしくないアパレル・ワールドラグビー部に華麗な転身をした。過去を知る僕にしたら、今の先輩の方が好きである。カワイイ子とそうでない子への接客がハッキリしている、先輩が好きだ。

銀行を出るとき、どこかランチの美味いとこありませんかねぇ?とATMに並んでる先輩に訪ねたら、すかさずこの辺りの飲食展開をやってる女性オーナーに「ウチで食べてってよ」と言われ、そこに一人向かうことにした。三宮中心部にある、昼間の銀行は飲食関係のルツボである。

そのカフェで注文して待っていると、金村先輩がやってきた。殴られるかと思ったらそうではなく、男二人でソファに座り(もちろん並んでではない)一緒にランチをした。夜の仕事の二人、そして神戸出身ではない男がイマドキのカフェで二人(並んでではない)不思議な感じがしたが、大学から20年余経った今も、堅苦しくない、むしろ心地よい上下関係は変わらない。

帰る頃、サッと伝票を取って、キャッシャーに立つ先輩。「いや、あきませんって先輩!」と言う僕を無視して、さも当然かの如く支払いを済ませると、先輩は男の背中を見せながら、まだ明るい三宮の街に消えていった。

「修羅の群れ」という東映のヤクザ映画がある。僕もあの映画は「言葉の宝庫」だと思っている(意外にも平尾〔誠二〕さんもいい映画だと言っていたな)。海の家を壊された若い衆に、財布を丸ごとやる、それほど金もない若いヤクザ。そしてのし上がってゆく姿を重ねて、義侠心のあるオジキが「金に汚ねえヤツは男になれねぇ」と呟く。「馬鹿でなれず、利口でなれず、中途半端じゃ尚なれず」「強ぇ者には油断があるが、弱ぇ者には油断はない」……。

先輩を見ていると、ちょっとそんな映画を思い出した。

火曜日の店。神戸SteelersのOBとなった、桑原、鶴長、今林が来た。彼等は会社に残り、立派な社会人として歩んでいる。僕もラグビーに於いてはそれなりに(?)先輩な訳だが、ちゃんと飲み代ももらって、BBTシャツも売りつけた。

その辺がまだ、広い男の背中を見せられないところである。


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