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※今日のヒトコト
【Club_BBには、 BBQもあるよ！ 】
日中の温かい日差しも、夜は未だに肌寒い。
昨日の日記通りに、朝からお迎えの車に乗り、六甲山牧場に行ってきた。ちょっと大きめの黒塗りの車、後部座席に座ると、VIPチックな気分である。女の子ならお姫様ダッコという感じか。ちょいと優越感に浸りながら、三宮から六甲山を目指す。
昨日遠足気分だと書いたが、六甲山系の急カーブの連続に、小学校のトラウマか遠足と言えばバス、バスと言えば車酔い、あぁ僕も低学年の時は酔っていたなと思っていると、少々気持ち悪くなった。お姫様ダッコと言うよりも、お代官様に拿捕された罪人みたいにうなだれていた。しかしその気分も、あと数キロで今話題の「オテル・ド・摩耶」の看板が見えた頃、広大な牧場に救われた。こうなりゃ、子供気分である。スキップしたい気分にゲロッパは無い。
（財）神戸みのりの公社の直営施設はここ以外に、どろんこバレーでお世話になっている「フルーツ・フラワーパーク」、僕の家の近く、「須磨海づり公園」「平磯海づり公園」「マリンピア神戸（さかなの学校）」、そして農業公園・神戸ワイン城がある。それに神戸市が運営管理する場所（先日書いた、須磨山頂遊園地など）を入れると、結構な数の施設がある。土地に対する割合で言うと、おそらく、京阪神では神戸が一番多い印象だ。しかしながら、それぞれの「ウリは？」と聞かれれば、少なくとも僕には説明しがたいモノばかりだ。やはり行ってみないと解らない。それも子供の頃だけでなく、大人になってからだ。
僕がパッケージのご依頼を受けているのは、牧場発のある商材なんだけど、売店のディスプレイや商品構成など気になる点は担当の方々と話した。見せ方一つで、思いも寄らない商品が旅立ってゆく。物販はその試行錯誤、旬やモードの繰り返しだと思うが、いつも書いている「その場所にある意味合いとストーリー」めいたモノが人の手を伝わりながら旅をしないと繋がらない。許されるならば泊まり込みで1週間くらい、人の流れとその導線、反応をリサーチしたいくらいだ。本来マーケットというものは、来客数、購買数だけでは解らないものだ。
チーズ館（生産工程や展示販売、レストランなど）が一番新しい施設で、過去には行列のできるものだったらしい。この日も春休みということもあってか、家族連れが目立つ。しかし平日はまばらだ。その隣に面白い施設を見つけた。多分、この日記を読んでいる人はほとんど知らないんだと思う。それは「アルプスの少女ハイジ」の『ハイジ・パスチャー（放牧場）・カフェ』である。
と言っても、羊やポニーがいるのは外だが、ちゃんとパテント料も支払って、等身大の人形（ハイジと男の子二人？ おそらくその一人はペーターだと思うが、店に来た永末ちゃんは「ピーター」と言っていた それは「♪夜と朝のあいだに」池畑慎之介である）を置いたり、ビデオが流れている売店ではオフィシャルグッズが売ってたり、クララが座っていた車椅子の模型があったり、そしてもちろん広大な景色が見える山小屋風のカフェもある。もしかすると、白パンやとろけるチーズもありそうな、全体がハイジのカフェだ。
牧場長に聞くと、ここはテナントだから直営でない。でも、イマドキのウリになりそうな場所であることは確かである。ロケーションといい、ストーリーがある。ここを上手く絡めると、結構な集客は予想できるのだが、それが何らかの理由で公にできないのであれば、「二足歩行の羊がいる！！」という噂を流すしか手はない。名前は、ウールくんか、ウータくん（風太みたいに）にしよう。
冗談はともかく、僕はここに可能性を見た。GW一週前の4/22（土）、4/23（日）には「羊の一斉毛刈り」という、毎年ニュースに取り上げられる一大イベントもある。100頭以上のその模様を見られるし、希望者にはバリカン体験もあるのだ。羊は抵抗するのか、髪を切ってもらうように気持ちよくしているのか。はたまた、仲間と逃亡を図るヤツもいるのか。ぜひ確認に出向きたい。
次のClub_BBイベントは、BOKUJYO……牧場でいかが？
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