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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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大雨が嘘のように晴れ渡る。昼の国道、気温は16度を表示していた。

2日ほど前、マンガに出てくるワンシーンのように、玉撞き屋のトイレのドアに指を挟んだ。トムとジェリーのトム級に「ワ〜ォッ!!」と声を上げてしまう。案の定その日の店では、朝方の閉店まで出血大サービスだった。今はやっと、宍戸錠のように「チッチッチッ」と人差し指を振れるようになっている。

木曜来ていた緑色のヤクザ・中條氏は布団と畳の間に指を突っ込んで(と書きながら状況が解らんが)靱帯を切り手術した。まだその指に何か被せているのを見て、トイレのドアに挟んだくらいどうってことないと、厄年を互いに笑った。

金曜夕方、住吉のレクサスショールームを訪ねる。内装は全国的に統一されているが、インテリアに関しては各店舗に委ねられているらしい。高級ブティックのように、商品とそこに至るアプローチ、ホスピタリティ&スペリオリティ(もてなしと優越感)、パッケージ(パンフ・カタログ・包装材など)、ディレクション(導きと演出)に力を入れている。「アナタは特別のお客様です」と、まるで外国映画で観た、銀行顧客の貸金庫シーンのようだった。センスがいい。

今は特別に映るこの光景も、おそらくこの数年で他社も追随することになる。いや、この考え方は車だけに当てはまらない。商品に力があるだけでは、モノが売れなくなっているからだ。そこに付随する背景が重要となっている。

人はモノを手に入れる時に、デザインや語ることのできるストーリーを買うべきだ。そうすれば愛着が湧き、使いこなす術を知ることができる。高価な万年筆やボールペンは、書くほどに味が出て自分のモノになってゆく。そういうことだ。

ただそれは、一部の特別な(タームが早い)人を除いては、車や家電製品、プレタポルテに言えることであって、情報通信の早い波に巻き込まれている現代には、携帯電話やパソコン周辺機器のように戦略に踊らされている状況もある。

相対的に観て、嗜好品に近い車や洋服(葉巻や万年筆もそうだろう)に執着する人種と、通信機器収集(バージョンアップも)に没頭する人種は対極にある。それは、モテおやじとただのオッサンくらいに違うモノだ。その差は、実体験かヴァーチャルかの違いである。

いつか「降りてくる自分が想像できない車には乗りたくない」と書いたが、それは乗りこなすために自分を磨くことにより、車に許してもらう努力によるものである。それは、至極アナログな尽力である。対して、PC相手にご主人様を気取ったところで、作られたストーリーには説得力がない。大袈裟に言えばそれは、その人間までも説得力に欠ける。やはり僕は、自己を磨き続けたい。

さて本日は、久々のバーテンダーズナイトである。
静かだった金曜日。それは、嵐の前の静けさなのか……。


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