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※今日のヒトコト
【新しい、愛車が来た ……自転車だけど 】
少し暖かくなった火曜日の夕方、「神戸暮らし検定（事務局：株式会社 フェリシモ）」の第一回ミーティングに出向く。
実は全国15箇所では既に行われていることらしい（僕は出身の京都検定しか知らなかった）。試験会場があったり、Web上でその街についての設問があり、一つずつ答えていくテスト形式。住まう街、その地方性、風土、歴史、暮らしやすさ……などなどを知ってもらう目的もあり、人間力＝神戸力を高めようという試みなんだと思う。で、僕はその準備委員会メンバーで呼ばれたのだ。
神戸にやってきて住み着いた人々（僕も含む）に聞くと、「住み心地がいい」と言う意見が多い。プロスポーツ選手も、神戸に家を買う勢いのヤツもいる。確かに神戸は住みやすい。横に長いがそれほど遠い距離ではないし、風光明媚、「神戸に住んでいる」と言えば、他府県への印象はいい。しかし、どれだけの人が神戸を知っているのか。偉そうに言いながら、僕も知らないことが多すぎる。
ナンでも知ればいいってもんじゃない。しかし「酒」のように、知っていると特をした気分になれる物事はたくさんあるはずだ。
先月「京都とディズニーランドの相似点」（ 1/27日記参照 ）という日記中の文末で書いたことを、ココでもう一度。
『その点神戸は寒い 一日でほとんど回りきれるし、プロフェッショナルが少ない 例えば異人館街があるが、今そこに住んでいる人の案内以外には、オランダ人の格好をしようが、明治時代の異人館ルックをしようが説得力がない もし神戸が、その歴史を観光に来た人々に伝えるならば、語り部と言われる人や、その場所のホスピタリティ溢れるエキスパートを置くべきだ』
そういった部分に於いては、この検定テストで好成績をあげた人にその立場になってもらうという仕事を、正式に兵庫県から与えるというのも一興である。ボランティアには限界がある。観光客、神戸に住まう人々への興味を提案する、立派な立場に対価を支払うべきだ。
異人館などの観光案内所はあっても、それは綺麗な？お姉さんばかりで、施設の無機質な案内とほとんそ変わりない印象を受ける。以前どこかで書いたが、若者から老人までそれぞれに案内を求める、例えば5つの窓口を設置するというスポットが、神戸にはあるべきだと思っている。中心部や空港にあってもいい。
「スイーツやパンが美味しい、最新情報は○○ちゃん（20歳代）」とか「神戸に住む外国人について、大学で研究してる人には語り部○○さん（60歳代）」とか「神戸スポーツに詳しい（スタジアムの場所、試合や練習スケジュール、グッズのことなど）○○さん（30歳代）」など、地ソースなど下町も含めた飲食情報、観光にフットワークのいい宿泊施設、目的別交通、神戸ファッション……ココにしかできない情報の発信基地を創ればいい。その幾つかのブースの、相互競争もアリだ。案内人、人気ランキングも知らぬ間にできる。
神戸という街のメリットは、『モデルケースになりやすい土壌がある』ところだと思ってる。知名度（上辺が多いが）、イメージの良さで言えば、京都にだって引けは取らない。あとは、行政と街、人が能動的になるだけだ。
取り急ぎは僕だって、自分の『神戸力』を知りたい。そしてそのWebサイトが、『神戸辞典』みたいに発展すれば、まさしくそれが神戸の力になる。
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