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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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※今日のヒトコト
大阪伊丹発1030 東京行JAL 秩父宮ラグビー観戦、おひとりさま!

僕にとっての京都は、故郷であって観光地ではない。しかし住処を離れて20年近く、「観光という目線」で京都を見てみるとなかなか面白い。知人の店を覗くべく向かった土曜日、色んな発見があった。

朝、三宮から乗る新快速。絶対寝ようと決めていたのに、なぜだか気持ちは高揚して、長いベンチシートなら正座して窓の外を眺めたいくらいだった。昔は停まらなかった高槻の駅前開発に驚き、大山崎のサントリー蒸留所の変わらない佇まいに安堵し、およそ50分ほどで、日本で一番長い1番線ホームに入るとそこはもう新しい京都駅だった。

地下鉄で四条まで。京都の地下道は異様に長い。大宮から河原町まで(その距離、大阪キタからミナミくらい?)四条通を傘いらず、暑さ寒さを凌いで歩ける。すぐに、大丸の地下にフォートナム&メイソンがあるのを偶然見つけた。僕の好きな紅茶・ラプサンスーチョン(スモーキーなアイラモルトのような味!)があって、三越にしかないと思ってたら関西唯一ここにあるらしい。僕の勧めでその紅茶を探してた知人に、情報メールした。

地上に出て大丸横を上がり、今日の台所・錦市場を東へ。変わらない店、新しい店が混在する。これも仕方がない現状だが、健在の老舗に安心し、目的の錦を少し南へ入った漬け物店・大藤に行く。3月までは千枚漬けの季節。ここは最初に千枚漬けを作った店である。神戸の百貨店でも売ってる千枚漬けは甘さが強いが、人工的に添加物を使用しないこの店のソレには旨味がある。

四条寺町を下がり、永正亭で特田舎そばとちらし丼ぶり。冬でも、おろし・天かす・海苔・ネギ・黄身の入った、冷たい蕎麦がいい。ちらし丼は山椒玉子丼に天かすが隠してある。高校時代から食べてる味覚は今も尚変わらず、間違いなし。

新京極を修学旅行生みたいに歩いた。更に変わってないものを探し続けた。

映画館の手描きの看板(シネコンが全盛で珍しいが京都はほとんどソレ)、成人映画の八千代会館(古いのか、誰が作ってるのか解らないロマンポルノ3本立て)、曲玉(曲芸玉・アーティスティックビリヤード)の大家である木村プロの店・白バラ、木屋町から先斗町へ抜ける近道(大学の頃、植木のリースのバイトで知った)、祇園・鍵善良房のくず切りの味(でも、昔の木の階段で2階ではなく、新しく広くなってたが)、細長い直線の薄明かりの見える抜け道・切り通し、京阪三条の土下座男・高山彦九郎、不二家は無くなったが楽器店JYUJIYA燦然と輝き、SACRAビルのTINTINショップ、円形スタンドのイノダコーヒー三条店……僕のいた頃から変わらない、ずっとある本物は素晴らしい。

京都の新しい(と言っても8年くらい?)商業施設、新風館のJ・LINDEBERGを訪ね、店長の勧めを拒否しながらお目当てのパンツに落ち着く。知人が社長で、東京・青山とここにしかないストックホルムのブランドだが、佐藤浩市も顧客である。僕も佐藤浩市の好位置に付けるのか。あぁ、有頂天ホテル。

僕の大学時代、木屋町三条、夜のバイト先ビルがまさしく今解体中だったのが寂しかったが、それも老朽化のビルには仕方がない。次回は夜の京都を確認したいものだ。驚くべき、モンスター店があるはずだ。京都の底力を刺激にしたい。

東の京、東京行きは、こんなに見て歩けるのだろうか。
いつか行った場所を思い出し、変わってないって見つけられたら甘酸っぱい。


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