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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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※今日のヒトコト
「うちら」や、意味なく「とか」と使う若者言葉がイヤだ

やはり大寒である。らしい寒さに、地球的には一安心している。

その街に車で出る。冬特有の、ファンベルトの「鳴き」音がする。マゼラッティほどではないが、僕の車も暖機運転が、環境に優しくなく必要である。水温90度になる前に走ると、こういった寒い日にはロケット花火のような音がする。TVRキミーラは、そのマフラー音がギリシャ神話に出てくる怪獣・キミーラの火を噴く様から付けられた名前だが、信号待ちの度にベルトが鳴く音に人は振り返る。工場に入って暫く出てこないことを繰り返していたこの車であるが、ここ1年ほど何も大事がない。その鳴き声も、可愛いものだ。

この車の好きなところは、圧倒的な加速にある。100Kmまでを引っ張るタイムは4.2秒。ボディが1tと軽いから、出だしはフェラーリにだって負けない(昔から、免許センターで受ける適正テストの「信号待ちで勢いよくスタートするのが気持ちいい」の質問は○である)。もちろん直線が長いと置いて行かれるが、車にマルチを求めていない。その刹那的な瞬発力が好きだ。

そう考えると、人にも当てはまって好きである。不器用なヤツがいい。口下手な料理人、何度も振られはするがやたら押しが強いヤツ、お世辞にも上手いとは言えないが「味のある」字を書く人、毎日は会いたくないがたまに飲むと泣けるヤツ、散々場を盛り上げて酒に飲まれて寝てしまうヤツだとか。

子供の頃、何でもできる優等生に人気者はいなかった。バカで鼻水が垂れてる方に、愛おしいヤツがいた。不器用だけど「これだけは負けない」ヤツの魅力は、勉強ができるということ、全く以てそんなことじゃなかった。

スポーツだってその部分はある。爆弾という怪我を抱えていても、そこにいるだけで味方は安心し敵に脅威を与える。それは「そつなくこなす」ヤツにはできない能力だ。そんなヤツらは、時折爆発的なインパクトを残す。何かが欠けていても、それを上回る才能がある。

近頃の若い世代の問題は、「完璧を求めるために起こる怖さ」にあるんだと思う。時代の寵児に憧れても、そこに行く術がない失望感(階段・積み重ねというモノを見ないからだ)に、働くことをしない人も多い。何か一つでいい。これだけは負けないという、瞬発力を見つけて欲しい。

チームは、街は、何かが欠けている人がいて、それらを補う互いがいて成り立っている。血の通う人間に、完璧なんて重要じゃない。

僕の好きな人々は、瞬発力のある人が多い。それらは時に腹立たしいこともあったりするが、繊細で実はか細くて愛情に満ちている、そんなヤツらは愛おしい。

未来永劫、続くんじゃないかなこの関係は。
瞬発力を見る度に、そう思うのだ。


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