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※今日のヒトコト
【後ろ姿、スタイルのイイ女性を見かけた バックミラーで見たら、 顔がミックジャガーそのものだった 】
玉撞きは止めたと言っていたが、兵庫県でアマ優勝して、奈良オープン（プロも多数・250人トーナメント）で9位に入った子に挑んだ。向こうは毎日撞いているし、僕はたまにしか行ってない。しかもハルク・老眼である。実力がそのままに、ケチョンケチョン（ナンだ、この言葉）に負けてしまった。
昔ほどの悔しさ（自分に当たって絶叫し、キューをへし折るぐらいの）はないが、情けないやら寂しいやらで、真冬の歩道の錆び付いた自転車（by 槇原ノリマキ）のように凍えそうだった。そんな空気を引きずりそうな夜、僕が神戸に来て初めて「志賀クン」と言った女性・ジュンコさんと一緒に、ル・パッサージュの春名シェフが来てくれた。ジュンコさんはたまに一人で来る。春名さんは、もう何年ぶりかである。北野坂にフレンチを12年、街の先輩だ。
聞けば、実は僕と同い年である。昭和39年生まれは、変人が多い。「変わらない変人と言われ、続けたら足跡となった」とは、平成15年の夏に皆様に送った店のハガキの文言であるが、その「変人」である。家に帰って独り、昆虫の足をプチプチちぎっているような変人ではない。BBSの書き込みを、自らの名は語らずに書き捨てる変人でもない。
以前は、料理学校の先生をやっている山本クンと来ていたから、紹介者を立ててたのだろう。流石、飲食・対面商売に携わっている人だ、と静かな印象だった。しかしこの日は気が置けない関係か、打って変わってしゃべりまくり。僕が一番好きな時間、次は自分が！自分が！しゃべくり大会だった。
続けて街に存在する、「続けて在る人」と、たまに会いたい（かと言って、続けていない人には毎日会いたくないが）と思うのは、皆個性が強すぎるからだ。しょっちゅう会うと、濃いし、ややこしいこともある。それは同性異性問わず。年下、先輩問わず。誰かに依存するのではない生業があり、ひたむきに続けてはいるけれどそれしかできないのではなく、しかも「らしくない」人のことだ。僕は相変わらず、そういった人達が好きなのだ。
僕がそんな話をすると、ジュンコさんは「志賀クン、『続けて在る人』って言葉ええわぁ～」と僕の顔に胸をすりよせる勢いで言った。春名さんは「志賀チャン、そやねんそやねん」と江戸っ子ならチャキチャキ、尾張っ子ならシャチホコ、京都っ子ならドスドス、神戸っ子なら知っトォートォーと頷いた。
「続けて在る」同士は、強い関係を生む。
その再会が数年後とて、関係も続けて在るものだ。
（「とて」ってアンタ、スーパー死語じゃ！！）
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