|
|
※今日のヒトコト
【両手を挙げてバイクに乗ってる人が、遠く前方に見えた 近付くと 極端に上に付いたハンドルのイージーライダーだった 】
もう一通り朝刊配達も終わりきった時間の店帰り、信号待ちで見える新聞配達所には、親父さんがインスタントコーヒーと思しき粉をカップに入れて啜っている。その足で、カランカランとセリの始まりの鐘が鳴る和田岬の中央卸売市場に行き、刺身とアツアツの出し巻きと一品で大飯とみそ汁をかっ喰らう。自宅の近くでは、ちょっと悪びれた不良のようにポケットに手を突っ込んだ、会社に向かうであろう人々にすれ違う。気温8度。もう冬である。
多分僕が「人間関係」でストレスをほとんど感じないのは、『話し方を変えない』せいだ。無論、初対面や目上の方には敬語や丁寧語は使うが、昼の打ち合わせ、店での会話、もちろんプライベート、そしてこの日記に使う口語表現までも自分の言葉で表現できている。上役・上司、立場が上である取引先などが僕にいないことがそうさせているのだとすれば、今の僕は幸せだと言えよう。
人は、会いたくない人に出くわしたり、上からモノを言われても返す言葉のない立場にストレスを感じ、自分を偽ってしまう。普段使わない言い回しや、歯の浮いた言葉を投げ掛けたとき、それは後悔や自責の念を持つものだ。
人が自分の歩んできた道、その実績・実感・正当性を理解するには、それ相当の出来事がないと一生計り知れないことを知る。例えば葬式にどれだけの人が来たかよりは、どれだけの人が泣いてくれたかという話ではない。死んでしまっては身も蓋もない。生きている間に感じる術だ。
引退・出処進退の岐路はまさしくそうだ。定年、大怪我での入院、大病の手術などは多少その意味合いを含む。結婚と離婚、出産・子を持つこともそれに含まれるかも知れない。幸か不幸か、そのどれも経験がない僕にとって、それが人生の一大事にはまだ思えないのだが、「なんとなく」は通り過ぎるべき事ではないとは薄々感じてはいる。
そんな僕でも解りやすかったのは、8月7日の10周年パーティーだった。日々細々と牛の涎の如く続けていると、「いい店だ」「こんな店ない」と言われたところで、ただ続いている店の何がよくて何が特別なのかなどと、不安になりはしないまでも、実感なく時は過ぎていった10年だった。
その中で僕がずっと守ってきたこと（自覚していたわけでなく、ただそうなっていただけのこと）は、「自分の言葉を持つ」ということだった。人に話すことで責任が生じ、歳を取るだけで変わらない自分を守り続けていた。
そして10年が経って、クラブ月世界を埋め尽くした盛況に僕はそれなりの実績を知ることになる。それを求めてこの10年を走ってきたわけじゃない。しかし、『話し方を変えない』姿勢で、自己・自我を踏みしめ続けたことが、その場で実績を垣間見る切っ掛けとなったのだ。
歩いてきた道を確認する、それ相当の出来事はそう何度もない。
そして自我を偽り隠し続けていては、その一度もない。
◆この日記に コメント したい方は、神戸加納町「BAR志賀」>>> 【ブログ版】へ！ （HP日記のみ更新・ブログのみの画像もありんす！ あなたの >>> ワンクリック が、志賀の未来を変えるか！？ 架空請求はありません、念のため）
◆携帯から見られるブログ版！ http://bar-shiga.ameblo.jp/
※志賀が語ってるサイト、『Hotwire オンライン』 >>> 「ワザ研！リーダー達のワザ研究」へ、感想を送ろう！
※志賀Design参加！【T-SHIRT PROJECT 3作品（SUNTORY・Yakult・Steelers）公開中！ >>> many thanks from KOBE コンテンツへ】
※ダジャレー男爵・志賀が、ワインセミナー講師だってさ！
【ホテルトアロードのワインセミナーは、偶数月第一週日曜に開催されます 詳細とお申し込みは>>>こちらにお願いします】
※加納町 志賀とはどんなヤツ？
【>>>プロフィールとバイオグラフィー（一部）はこちら……】
|
