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※今日のヒトコト
【冷蔵庫に入ってた、賞味期限1年過ぎのチューブ生姜から 赤い汁が出てた 】
火曜日。カフェのショップカードに、初歩的なデータ飛びが見つかって、納品した名刺と共に回収を決めた。ほとんどの人が、ソレには気付かないんだと思う。でも、僕が気持ち悪いのだ。僕の特技は、メジャーカップを使わないでシングルとダブルの酒を計れることと、センタリング機能を使わないでも対象物のセンターが限りなく近く判ることだ。そこに費用が発生しても、ずっと持ち続ける気持ち悪さはイヤだからな。まぁいいか、なんて人生はダメだ。
元町経由で、雲井通りにある建築事務所に納品。そのビルの1FにBMWのショールームがあって、見たことのあるテールに、入ってみた。いつか走っているときに見た、645クーペである。大学の頃、635csiに憧れた。今までに所有はしなかったが何度も運転する機会があって、医者かヤクザくらいしか乗っていなかったそれらを、僕の車じゃないなと思っていた。「降りてくる自分を想像できない車には乗らない」主義に、それは今でも当てはまらない。だけど、この最新プジョーにも似た645のテールは、そそられる。余談だが、なぜか関西人はマクドナルドのことをマックではなく「マクド」と言うように、BMWのことを未だに「ベンベ」と言ってる人がいる。ドイツ発音の名残にしても、格好悪いぞ。
そもそも、フロントマスクよりもテールフェチの僕としては、お尻にお金を掛ける潔さに扇子を振って「天晴れ」と叫びたいほどである。そうして顔でなく、オケツを眺めてる僕に不審に思ったのか、ショールームの女性が、近寄ってきた。現行の645は無くなり、これからは630と650のクーペ及びカブリオレだそうだ。4000cc乗りの僕にとっては、そうなると650なのだが、BMWのカブリオレは相変わらず好きではない。元々「幌」が嫌いで、電動じゃなくてもハードトップのオープンエア好きゆえ、クーペがいい。およそ1,200万円。価格帯で言えば、永遠の憧れ、英国車アストンマーティンDB7（中古）や、ジャガーXK8。イタリアならマゼラッティグランスポーツも届く額だ。
訳の解らなかったシフトトランスミッション（740にはまだ付いてる？）は6速SMGとカタチを変えて、内装もレーシーに至極シンプルである。BMWジャパンで、「日本の40代、40人にモニターリポート」企画でもあれば、僕が1年くらい乗ってもいい。いい文章書くと思うぜ。買う気にならないのは、未だに降りてくる自分が想像できないからである。よくアルファロメオの話でも言われるのだが、僕がそんな車に乗ってたら「いかにも」らしい。しかしながら、ショールームの女性は650を勧める。アンケートも書かずに本カタログまでくれたから、僕がそんな年格好に見えるのだろう。それはそれで光栄なことである。
確かにTVRを毎日のように街乗りに使っているのは、日本では僕くらいのものであろう。機能的な車も欲しいとは思う。BMWか。考えてもいいかぁ……
「チャーシューメン、ソーハンリャンガー イーガーコウテル」
目の前で兄ちゃんが叫んでる。
餃子の王将で、1200万の妄想はまず実現に遠い。
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