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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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※志賀速報!【 アナーキストじゃないが、ノンポリティカルということで

水曜日の朝方。自宅窓の外、ゴウゴウと音を立てて風が啼いている。直撃はなかったが、余波はまだ続いている神戸である。

少ないながらもこの最中、来たお客様と話しをして思い付いたことがある。

1.店に立つ者の修行、その密度が濃い場合、その店に一人で行けるようになるまでに費やす時間は、それに相当してそれなりに掛かるものである。

2.「マスターも一杯どう?」の誘いに答えられるのは、ちゃんとそこにストーリー(挨拶という手段以外に)がある相手からのときだけだ。

3.マニュアルや入門書は、大人になってから読み返す方がイイ。

4.若い人は、情報を先に欲しがるモノだ。


1について

老舗のバー、鮨屋、料理屋を見れば解るだろう(僕の好きな、オバチャンが一人でやっているお好み焼き屋もそうだ)。特に、今日・明日にできた店でないなら、その店の歴史をまず味わいながら噛みしめて、一呼吸置いてからまた扉を叩く。その時間を掛けられないのであれば、子供達の集まる店に行けばいいのだ。

2について

例えば若者が「今日、初めてノルマが達成できて……」などと言うのならば付き合ってもいいが、ただ「よかったらマスターも一杯」などと言われたら、それはおそらく彼(彼女)が連れて行ってもらったことのある大人がやっていたことを模倣しているに過ぎず、その人の言葉ではない。そういった人は(大人も含め)、店の人間にご馳走することだけで満足し、一緒に飲み、同じ時間を共有しようとはしないものだ。ちなみに、近頃は店の人間の方から「いただいてよろしいでしょうか?」とお客様に乞う店もあるという。クラブやスナックならそれもアリだが、ホストのようなバーもあるらしい。悲しい現象である。

3について

コレはどこかで書いたが、そういう類は、若い間もしくは覚えたての頃にはすんなり頭には入ってこない。ある程度こなれてきて初めて理解できるモノだ。しかしほとんどの人々はそういうモノを読み返しはしない。占い本や、新聞雑誌も読み返してみると意外な発見がある。成功者は「成功のための○○箇条」を読んだことがないというアイロニーもある。幸いにバーマンというものは、バーテンダーズマニュアルというベストセラー書物があって、それはいつも、カクテルレシピ本と共に傍らにある。今頃になって、その言葉の意味が解るようになった。

4について

大人(年齢だけではない)というものは、前口上を必要としない。それは時に能書きと言ったり、蘊蓄・含蓄などとカタチを変えるが、ウダウダ言う前に飲め(食せ)、後は自分の舌を信じるのみである。プロと言われる人に先に言わせてはならない。人は自信のあることほどさように饒舌になる。それは店の人間も客側も同じで、前知識のないままの口をついて出る想いがホンモノである。世の中のほとんどの言語が先人のモノであるという認識を持てば、知識など過去のモノである。大人ではない輩は、先に得た知識をただ繰り返しているだけなのだ。


若かったり経験がないと、ぎこちないことだらけである。しかし「知らない」ことから始めることは恥ずかしいことではない。ヒントをもらいすぎたクイズに答えを出した時、その喜びは反比例することを誰もが知っている。

後に「知った」ときの喜びは、自身の知恵となり糧となる。


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