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※志賀速報!【9/1〜3 木・金・土曜は21時オープン予定 】
ナンデスカ、もう9月ですか。夏が暑かったと言う人が多いが、海にも行かなかったし、車で炎天下に出た記憶もない(毎年タオル持参だが、今年はなかった)。意外に、短く驚くほど暑い印象もない夏だった。
そんな外気に左右される店の冷凍庫が、先の土曜店終わり、たった4年半でぶっ壊れた。自動霜取り機能がないタイプだから、霜がある程度付けばガシガシアイスピックで取ってたんだけど、どうやら冷却パネルに穴が空いていて、ガスが漏れていた。ドアを閉め忘れたせいで、分厚い氷の奥にあった穴が露出したらしい。
あの日は、店のソファで寝てしまったから、その数時間の解凍である。シュワシュワ〜シュワルツェネッガーと出るガスで、怪獣に冷凍人間にされるように全身固まることにはならなかったが、そのガスの穴を指で塞ぎながら全く動けない、バカなボクチャンであった。瞬間接着剤を一瞬離れて取りに行きそこを埋めるも、漫画にしか出てこない居眠りオヤジの鼻チョウチンの如く、プワァ〜っと膨らみ弾けてしまって為す術がない。
「ふっ、人生シャボン玉か…」
とニヒルなアヒルに吐いたセリフも格好がつかず、日曜からは冷凍庫ゲットのための旅となったわけだ。
新しいものは気持ちがいい。しかし冷凍庫、特に家庭用ともなると標準庫内温が低すぎていけない。急速冷凍をするがあまりに「しまりすぎ」て、氷に隙間ができるのだ。そうなると、液体を注ぐと音がするし溶けやすくもなる。おおよそ5年ごとに買えた冷凍庫も3台(代)目となったが、使い始めはいつもそうだった。氷をいつもいい状態にするのには、それ相当の「電化製品との対峙」が必要である。
時代は新しいものを求め、メーカーもより簡単に、より快適にを実現しようとする。早く冷えることを大半が望む中で、極端に「切」位置に近い温度を保とうとする、そんな消費者もいるのだ。
こんなときには、電化製品が愛おしく思える。彼らもただ闇雲にあくせくと、冷やし続ける生涯ならば機械の域は出ない。人の作りだした利器に息を吹き込むが如く、コイツもまた人間のように付き合いたいモノである。
少なくとも暫くは、アイスピックを使って霜取りなんかしない。
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