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※志賀速報！【本日 おやすみ、完全休養日 】
土曜日お客様が帰った後、何の躊躇も無しに閉店時間少し前には灯りを落とし、掃除などの片付けを残したまま倒れ込むように奥のソファで眠り朝になる。ハードな週だった。PCの不具合から来るロスとジレンマ、午前中から動き回った打ち合わせ、そして週末二つのイベント……まだスッキリしない頭の中を反芻しながら、スケジュールの埋まっていない日々を憂えるよりも（ホント予定真っ黒な週だった！）、自分へのご褒美として何もしない日曜にしようと思った。
昨日書けなかった、金曜夜の「リステア」リニューアルパーティーは盛況だった。レセプション。元町のそのショップは白から黒へ、オープンからクローズへと変貌、全てをディスクローズすることがサービスだとする間違った時代に投げ掛けられた、勇気のある（当の本人達は、ナンとも思ってないかも知れないが）展開に映る。ステージは全く違うが、その辺りは僕の店と近い感覚を持った。
入場制限の列、華やかな商品ラインナップ、知った街の顔が見かけられたその場所からはハイヤーが待機し、神戸夜景一望の2005年開業、瀟洒なバンケット館・北野クラブSolaに送迎をする（あまりに多い待ち人数にタクシーにしたが）演出。20時から行われているそこでのパーティーもまた大人の演出が施され、一時の「若く派手なルシェルブルー・イメージ」から、リステアブランドのアイデンティティを表現した会となっていた。その夜店で、土曜の朝まで差し向かいに語り明かしたリステアの兎男とシガリロを薫らせながら、コンセンサスを感じ取る。ヤツの特技と言うべきだろう。フィールドの違う場所での話を、上手く自分の世界に取り込んでゆく。あの会にも、僕と過ごした時間にヒントがあったと言っていた。そろそろ、クリエイティブ・ディレクション料をいただこうと思う。
ブランドイメージを修正する・引き戻すことは勇気もいるが、極最近までを「切る」覚悟を持って臨まないといけない。引っ越しが趣味だという人は別にして、環境（もしかすると生活至便な）を絶つことは、確かにあれこれ考えてしまう。ただそれは、継続への足がかりだと捉えられるかどうかだけだと思う。
それは、翌日土曜日に行った「神戸コレクション」にも言える。朝から搬入して、僕の担当するデザインブースのアルバイトをお願いしたUKご両人と共に、叶姉妹がリムジンに乗り込む19時過ぎまで立ち会っていた。読者モデルを観に来る一般ギャル達のオカシナ会に映るが、それもまた一つのモードである。しかしながら、爆発的な集客力とスポンサードとは裏腹に転換期に来ているのだと思う。僕はスポーツでそれをしたいのだけれど、神戸の象徴とも取れる「ファッション」をテーマに、一過性では終わらない『幅のある祭り』計画を進めて欲しいものである。
月末から9月に掛けて、まだ落ち着く気配もない。9/1（木）は「神戸コレクション・プリュス」として、少し年齢層を上げてのイベントが、9/2（金）はそれらをまとめる意味での打ち上げイベントがあり、二つともブースに関係するから張り付いている。3日土曜日には、近しい友人であるインド人のバースデーパーティーも待っている（これは仕事じゃないから問題ないか）。スケジュールは埋まってる。
……店では、埋まったカウンター席の端に、中学の同級生が娘を連れて京都からやって来ていた。浜崎あゆみファンの13歳にせがまれて母親は、ポートアイランド神戸空港北広場であった「a-nation」を観に行った帰りだそうだ。僕は睡眠がなかったことと、なぜかバタバタと入店が繰り返され落ち着きが無く、オペレーションの悪さ・自分の不甲斐無さも重なってイライラはピークになっていた。
「ごめんな、なんかバタバタしてすまんな」
母親である同級生に言うと、浜崎あゆみファンの13歳は言った。
「忙しいことは、ええことや」
心を亡くさない程度に、今の日々を幸せに思うことにする。やるな13歳。
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