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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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※志賀速報!【10周年パーティー 多数のご参加、ありがとうございました!

ホテルに泊まってる関係上、更新はおそらく午後になるのであろう。午前5時、いつものホテルトアロードで一人書いている。

眠れはしたが、この一週間、日曜の昼まで深い眠りに落ちることはなかった。こんな時に限って、昼間の仕事の打ち合わせや納期、締切が続いていたことと、周年に来られないからと店に報告に来てくれたお客様の賑わいで、心地よい疲れと周年当日の不安が入り混じる毎日だった。その不安の部分はこうだ。

まずは1000枚送付の案内状と店での手渡し、そして知人の協力はあったが、出欠確認をほとんどしなかったこと。婚礼の往復ハガキ確認みたいなことは違和感を感じてたからだ。そして、この一週間「残念ながら行けませんメール」がたくさん僕に来たこともある。お盆前だということもあったのかも知れない。家庭を持つ方々には、色々行事もあるのだろう。つまり、ナンの自信もその裏付けもなく、僕は当日を迎えることとなっていた。

当然会場からはギャランティ(人数はどれくらいか?)もあるが、飲食関係の方々も多い会となりそうだから、あえて割安な会場パッケージ(料理とドリンク飲み放題などの)プランは避けた。料理はお世話になってる「ホテルトアロード」にお願いし、生ビールはプレミアムモルツで起死回生のモンドセレクション金賞を取った「サントリー」に、シャンパンは定番モエ・エ・シャンドンを扱う「MHD」、赤白ワインは信頼のできるインポーター「ワインショップベリエ」、その他のドリンクは会場である月世界に頼んだ。要するに割高で、リスクは大いにある。でも僕はどうしても、「らしい会」にしたかったのだ。

当日16時前に会場に入った僕は、受付の諸々のセッティング、その指示をした。ワインやシャンパンを開けて、入口ウエルカムドリンクのオペレーションも僕のスタッフ達と打ち合わせをする。17時半には、受付の面々(2名ずつ40分交代の4班)との事前打ち合わせ。と同時に、次々届く花への対応。そして幹事を立てなかった最大のデメリット、僕の携帯への電話、メールが鳴りやまない。「みんな来られないんじゃないか……」次第に不安になる僕がいた。

開場と同時に列ができて、しばらくはお迎えを繰り返した。それでも僕は信じられなくて、どこかに主賓席のように座り込むこともなく走り回った。「店の延長」の会だということと、座るとより不安が募る気がしていたからだ。間に流れる生演奏もビデオメッセージもPV(仲間でつくってくれた三章からなる大作!)、実は僕の耳にも目にも失礼ながらしっかりとは飛び込んでこなかった。それだけ余裕もなかったし、できるだけみんなと話をしたかった。そうしている内に三章のPVの後、僕の初めてで最後の挨拶となった。

緊張もなかったから、なんとなく言ったことは思い出せる。感謝と盛況に声が詰まることもなく、最後まで話せたとも思う。何も食べ物は口にせず飲んではいたが酔うこともなく、感動を言葉に表すには冷静すぎた気もする。スポットライトが当たってたから、みんなの顔は見えなかったけれど、その日見た懐かしい顔や近しい顔も思い出せたから余裕もあったのだろう。しかし込み上げるモノは大きな拍手を戴いても、お見送りに皆様の名前を呼びながら握手をしても、落ち着きのないままソレが来ることはまだなかった。お帰りに渡す「ヘルメスソース」が全てなくなったときや、お見送り後スタッフ全員からの拍手を受けたとき、ちょっとヤバくなってたけれど……。

スタッフの打ち上げということで店を開けた。皆それぞれ笑ってた。新しい交流もあった。お疲れさまという言葉の中に「まだまだだ」という、僕の心の声がした。その時間になっても、周年開場での盛況の実感がなかった。

皆それぞれ帰路に就き、店での最後はバーTHIRD ROWの金村先輩と、東京に住む同期ラグビージャーナリスト村上(網走合宿取材後神戸に飛んできた)との3人、大阪体育大学OBで飲んだ。懐かしい話と、周年の話。とても嬉しく、しみじみとやっとその日を振り返ることができた。僕には込み上げてくるものがあったけれど、彼らを見送るまでは10周年を楽しんでいた。

店を片付けて、会場から持ってきた数々の花やお祝いをそのままに(明日も余韻を感じるために)、必要な荷物をまとめて店を出る。店の玄関にはダウンライトのスイッチがあって、いつもそれを消して一日が終わる。何の作為もなく、そうしようと思ってたわけでもなく、僕は店に向かって自然に一礼をした。

なぜだか涙が溢れてきた僕に、10年を経た店が微笑みをくれた。

それは今日から、いつもと変わらないソクセキを続ける力になる。


※ご参加いただいた方々、ブログに感想をいただければ幸いです!来られなかった方々や、僕が客観的にあの会を知ることになりますので、ぜひ。


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