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海の日の夜、ブログで書いたように死んだように寝たお陰で、このサイト日記は更新できなかった。いや、ケンシロウ風に「オレはすでに死んでいる」と言っても華厳の瀧ではない。色々重なってバタンキュー死語級に死んでいたのだ。
と言いながらも、一般に3連休明けの19日は午前から何かと動く。メールも来れば電話も鳴る。動くサウナの車に乗って、元町のカフェ打ち合わせも中途半端に参加したが、そこは上手く切り抜ける。その後、元町商店街にてパーティー葉巻協賛の打ち合わせ、栄町で商業施設ショッピング包材デザイン案と素材サンプル受け取り、ホテルトアロードにて10月のワインセミナー試飲・試食会、店にてパーティーバンドさんとジャンルの協議、途中電話多数……ちょっと人気者になった気分……なんてものではない。しかし、効率よく事を終えられた。
仕上げないと・考えないといけない案件は他にもある。幸いなことに僕の場合、自らが好んで受けたものばかりだから苦ではない。むしろ楽しんでいる。その中に、付き合いの長いスナックの8周年案内状や老舗鮨屋のTシャツなんてのもあるが、知人で敬愛する日比野克彦氏もケーキ屋のパッケージを作ったようだし、先日知り合った女性がやってる新地のバーの名刺も黒田征太郎氏によるものだ。
「街」の仕事は、仕事な感じがしないところがいい。
クラフトワークに近い、街創りの感がある。
大きな仕事もたまにあるが、メジャーだというだけで納得する人が多いせいで、マイナーコードも弾き続けている。「街」の案件もそうだが、店を続けることで揺らがない。17日の婚礼の席で名刺交換した大手広告代理店の男性が「むっちゃ有名な店」と隣のこれまた大手製菓メーカーのお嬢さんに紹介していた。
カードキーの店だということや、雰囲気だけで「むっちゃ有名な店」になったのだとしたら、僕である必要などどこにも無い。世間に名が知れたとしても変わったりしないが、独特の空気感を『人』で保つ場所は、むっちゃ少ないという自負はある。
噂は一人歩きするものだ。
ゆえに、「むっちゃ有名な店」説は空耳級の噂だと思う。
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