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夕刻、梅雨らしい蒸し暑さが残る。向かいの玉撞き屋が休みの水曜日ということもあり、カウンターでPC広げてあれこれやりながら、まず来店のない時間、20時に店を開ける。ノックがして、宅急便が届く。アーティスト・日比野克彦氏からだった。思ったより大きな箱に入って、頼んでいたモノが届いた。
同封されていたものは、組み立て式リーフレットと段ボールで作られたビール箱のようなオブジェ・ポスターだった。日比野さんは8月6日から9月19日まで、水戸で個展 「日比野克彦の一万人博」 がある。よって残念ながら、周年は再会とはならなかったが、とても優しいメッセージが届いた。これはかなり嬉しい。
そうこうしていると、また扉をノックする音がする。
表には僕と同い年、吉本新喜劇の中條健一氏が立っていた。
舞台では黄緑色のスーツに、無い眉毛、トサカのようなリーゼントでヤクザ役を演じるが、その中身は心優しき大人しい男である。歳が同じだということもあるが、こうして一人でやって来てくれる関係はそういったものは越えていて、退屈しない時間がゆったりと流れてゆく。
「それはナンですのん?」
日比野克彦展のリーフレットを見つけて「これ、アーティスト・日比野克彦さんの個展があるねん」と言うと、「よぉ知らんけど、作曲とかしてる人やんね……」とかなり中途半端な覚え方をそのままに語り出す。「それは、服部克久や “克”しか、合うてへんがな!」と、芸人に突っ込みを入れる志賀であった。
「うわっ、ナンやこの番号!」
中條氏は携帯の見慣れないナンバーを気持ち悪がっていた。僕は「ワン切りかも知れんで 用事があったら、また掛けてくるやろ」と言うと、「それはおっさんの考え方やわ 電話代がもったいない!っていうやつやろ 見たことのない番号はやっぱり掛けなあかん 女の子かも知れんし、イヒヒ」と彼はその番号に掛けていた。「ナンや、すぐ留守電になるがな ナメとんなぁ」そう言いながら彼は、間を空けて何度か掛けていた。最近は物騒な世の中であるから、訳の解らない電話には反応しない方がいいのかも知れない。
僕と彼の関係は不思議で、連絡は基本的に携帯メールでやっている。お互い不規則な仕事ゆえのことだ。もちろん番号は知っているが、電話は掛けたことがない。そう言えば「僕、志賀さんの携帯知りませんわ 教えてくださいや」と中條氏は言うので、「オカシナこと言うなぁ 僕の携帯には入ってるのに、そっちには入れてくれてないんかいな」と返す。で、彼の携帯に掛けて「これが番号やで 入力しといてな」と電話を切ったのはこの数十分前のことだった……。
「またすぐ留守電になるがな ナメとるわ、この番号」
しつこく、女の子かも知れないというスケベ心で掛け直す彼を横目に僕は、何となくその気持ちも解らんでもないぞと、笑いながら洗い物をしていた。
ふと、カウンターからは見えない所に置いてある僕の携帯を見ると着信がある。
着信名は……
「中條 吉本興業」
まだ名前が登録されていない僕の番号を何度も掛け直す、
さすが新喜劇、ショートコントのような男である。
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