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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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昼間の銀行は雨が降っても人が多い。ゴールデンウィークに使い切ったお金を下ろしているのか。こっちは使う暇がないほどに動いているというのに。

新在家にある工場に、新しいヤクルトさんのTシャツサンプルを受け取りに行く。仕上がり上々、この夏のヤクルトレディさんが着る販促Tシャツ。「街で着られる」モノを創ったつもりだ。もちろん僕も着る。

その足で、今度は車の工場に。先日書いたように夏を前にして、空冷ファンが回らなくなった。これはエンジンルームの熱気を冷まし水温計を90度に保つものだが、今のままだと高速走行風車状態でないとボンネットの中は冷えないのである。日本の道路事情とGWで、スタートストップの繰り返しは避けられない。で、メカニックさん登場である。 ソケットの接触不良が原因で、事なきを得る。胸を撫で下ろし、車を預けることなく街を急いだ。

お好み焼きと焼きそばを食べに、斉元さんに立ち寄った。誰もいない店はオバチャンのトークショーと化す。最近また来たというラビットと工藤クンの話を嬉しそうにしている。体にイイというお茶を飲ませてもらい、また菓子・饅頭攻勢に遭いそうになるが、次があるのでと早々に退散した。ゴールデンウィークに実家に帰った気分だった。

来年にできる商業施設の模型評価に出向く。「神戸センス」があるということで僕に依頼があったのだが、それはともかく「街の人が好きじゃない施設」にならないための手助けならいくらでもする。行政が絡むと「出来上がるまでに群がる人」と「その先を想う人」の真っ二つに別れるものである。前者は『一緒に戦わない人』だ。国が動くとその絶対数は増える。モノ創りという土俵に於いて、戦わない人にとやかく言わせてはいけない。尽力しますわ。

二日休んだ店は、雨もあってか湿気がある。旅行帰りの自宅のように人の気配がしない。少し不機嫌な感じのする店に風通しを良くして、仄かな明かりを灯してやる。拭き上げたカウンターは輝きを取り戻し、にこやかに来訪者を待った。

店も車も、僕にとっては生き物である。
一緒に戦わないと、カラッとしない。


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