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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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3日GW真っ只中、いつもの美容室に電話をすると開いていた。快晴の天気に後押しされて、かなり短く切ることにした。いつ以来だろうか、この短さは。店に入る前向かいの玉撞き屋に入ると、若い店員が「うわっ、髪切ってる!」と驚いていた。それほどの長さだが、結構気に入っている。

その途中、車のFMで小林克也が言っていた。

「昔、ラジオは『音』であって、情報源ではなかった」

それは過日に書いた、近頃のFMは「リスナーに迎合している」という現象に近い話だ。DJやパーソナリティが一方的に話す番組から、確かに今は双方向を強調するモノが増えた。サイト・ブログに見受けられる双方向は「アナログな人間がデジタルに陥らない」ための手段だと思うが、人がリアルタイムで「話す」ラジオは、「盗み聞き」に近いライブ感が懐かしい。

神戸Steelersの監督が学生時代にやっていた話が面白かった。

まだ携帯電話がない時代、車のFMで飛ばす(距離は車間距離数10m)トランシーバーのような無線スピーカーがあった(話を聞いて僕も思いだした)。いつもオフになると彼らは2台の車に分乗して遠出を楽しんでいた。そこにはそれぞれにそのスピーカーが積んであって、彼ともう一人でいつも「車内ラジオ局」が恒例となっていた。二人がうだうだと道中をDJ気分で語りながら、間にカセットテープの曲を入れる。もう一台の面々はそれを聞きながら目的地を目指すのだ。

このスピーカーのデメリットは「相手が話してる間は交信ができない」ところだった。つまり「ラジオ局オンエア中」は一方的に聞いているわけだ。しかしそのディスクジョッキーである二人は、旅ごとに毎回曲選びをしたり、おそらくは湘南、いや気持ちは大きく西海岸・パサディナ辺りの海沿いローカルFM局を気取ってAORを掛けてたりしてたのだろう。

それはまさしく一方的な『音』だ。今ほど機器が充実していない頃の慎重なチューニング、受験勉強中に隠れてイヤホンマイクで聞いたのも『音』だった。音が好きな人間がチョイスした音楽や語りに耳を傾ける。貴重な音源はほとんど、ラジオという箱の中にあった……。

デジタル思考の店は、週末や給料日後が忙しいとインプットされていて、平日や給料日前に手を抜いてしまう。そこに来たお客様に、「妙な不快感」を与えてしまうのだ。品揃えを豊富にし、広告をうって受け皿を作ったつもりになり、「なぜ誰も来ないのだろう」という店ほどにそんな店が多い。

彼らは自分の心底好きな『音』を発信していないのだ。

双方向は、その後から着いてくるとは知らずに。


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