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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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金曜日3時間ほど寝て炎天下、午前の街を走り出す。

空いている銀行で両替を済ませ、北野に向かう。所謂異人館へ行くには北野坂を北上すればいいが、僕は山手幹線・トアロードから上がって突き当たりから東へ、程なく異人館街が左に見えるルートが好きだ。それは昔から実家のある京都でもよくしたことで、観光客が通らない静かな道(路)に、本当の風情があることを知っているからである。窓を開ける。毒されない街は、風も心地よい。

最近オープンした「北野クラブSola」というところは、その山側の布引山の麓、広大な土地にあって、神戸市の遊休地にコンペティションで建った、大箱のバンケット・ウエディング施設である。おおよそ僕には縁のない話だが、そのオープニングレセプションの日も、その後の催事(昨日の日記に出てきた、リステアのイベントもそうである)にも呼ばれるわけもなく、その様々な人から聞く圧倒的な存在に、モヤモヤと想像するしかなかった場所だった。

ある監督(映画か、スポーツか、AVか?)との密談にその場所を選んだのには理由がある。その景色のいい施設を見たかったのもあるし、そこの代表・浅木氏との再会を楽しみにもしていた。まずゆっくりと色々整理したいし、今後の壮大なスケジュールも考えたい。物事を考えるのにそれは立ち呑み屋でもキッチャテンでもいいのだけれど、人目を気にせず、神戸の街が見下ろせるロケーションでの食事と会話は、夢のあるこのスタートラインには必要だったりした。

少し早めに先に着いた僕は、Solaの浅木雄三クンを訪ねる。10年くらい昔に会ったときにはまだ二十歳ソコソコのボンボンという印象しかなかったが、今も三十歳ソコソコのボンボンぶりが変わらない。そこにはとても意味があって「理想論も言い続ければ正論になる」に近い感覚で、志賀さんも変わってないですやん、と言われながら互いに笑う。少しの昔話と色んな想いを聞きながら、全館貸切で2000人クラスのパーティができるというバンケット施設を全て見学させてもらった。たった二人で歩くには広すぎるそれぞれのバンケットルームだったが、そこに人々が集い歓談する風景は容易に想像できた。彼がサービス経験者であることが、随所にちりばめられていた。あとはスタイルをやり切れるかだ。

同じ敷地の小さな建物の二階にカフェがあり、これまた神戸を見下ろしながら遅れてきた監督とランチ。僕はともかく、とにかく忙しい彼である。しかしコトが今進めているこの話になると、密談のはずが大きな声で語り、悪戯を仕掛けて待つ子供のような顔で笑っている。彼には相当今が楽しいのだ。モノを創るということは、楽しんでツクルに越したことはない。発信する側が胸躍らさず、人を感動させることなど矛盾である。間違いなくその点で、僕らは楽しんでいた。

悪戯を仕掛ける子供のような顔が僕の周りには多い。みんなタイプは全く違うが、昨日の江さんも、ラビットもそのように感じる。もちろんその人に能力がないと仕掛けも成立しない。マニュアルや「の、ようなもの」の中で世間は、多くの人は生かされている。生きることを選ぶなら、仕掛けることだ。

その景色のいい駐車場で監督と別れ、意気揚々と坂を下ってゆく。さぁこの後は、もう一件ランチを食べながらの話。寝不足でも食欲旺盛である。

旧居留地でまた話し、子供のように笑ってくる。


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