www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
4/17「手探りゲームが楽しかった」 バックナンバー >>>
※志賀速報!【志賀Designも関係する T-SHIRT PROJECT 開始! 詳細日程など >>> many thanks from KOBE コンテンツへ (4月20日〜随時出展)】

三宮センター街のジュンク堂って凄いと思う。立ち読み禁止の貼り紙もなければ、各コーナーの窓側にベンチがあって、皆「座り読み」している。コンビニがビニ本の如く雑誌をパッケージしているのに対し、元祖書店は「読ませてから売る」という、ナンダかブチック(死語)の試着みたいで差別化を図る時代らしい。(以前ビックリしたが、女性の下着も試着するんだってね)

試せる、所謂サンプリングってのはもうほとんどの業界で可能になった。車や化粧品・服は昔からだが、カフェでお客様用に使ってる家具もそこで購入できる。なのにテレビ通販で、手にしないで購入する人も存在するのはクーリングオフ制度があるからだろう。僕にはありえない話だが、ラビット吉川によれば、モバイルサイトでの20歳代向け物販には目を見張る売上げがあるらしいぞ。

よく言う新人類(ガンダムでは、ニュータイプと言うらしいね カミーノが教えてくれた)は、僕の中では20歳代〜30代前半を指す。つまり僕からすれば40代前後から上は「試してから買う世代」で、それより下は「試さずに買える世代」、それが新人類と旧人類(俺は猿か?)の分岐点のように思う。

そう言えば食品を通販で買うなんて、いつからのことだろう。僕が学生の頃は、野菜くらいしかなかった通販が、今では調理済み料理がパウチされて送って来る。今は年中どんな食材もほとんど手に入るようになった。そのうち、万博でなくてもマンモスの毛が生えた部分がクール宅急便でやってくるんじゃないか。

昼にテレビでサイコロ振って「何が出るかな、何が出るかな」とやってるが、あれは今の若者や小学生には少ない感覚なんだと思う。現代はオンデマンド、要求通りに何でも手に入ると、彼らは思い込んでしまったからだ。

つまりあの「何が出るかな」は一種の「当てモン」の感覚で、仮面ライダーのブロマイドは紙を破るまで判らなかった(赤影生写真も束になってぶら下がっていて、中身が見えないグンジョウ色の紙を引き抜くとそこに入ってた)から、決して今みたいに「金券ショップ」「ファミコンショップ」みたいなところで、高い金さえ出せば何でも目の前のものが手に入る状態ではなかったのである。 「何が出るか?」が面白いのであって、大人買いをすると想像力や期待感…次回にチャレンジ…帰ってからのお楽しみ・我慢……なんてものが養われなくなる。

確かに物販に於けるプロダクツ・クオリティは高くなったから、ネットで注文することを怖がらずクリックすることも解る(昔の通販なんて、ほとんど「賭け」みたいなものだったしね)。でも今の若者の中にイレギュラーに弱い子が多いのは、チャレンジして屈辱を味わった経験が少ないからなんじゃないか。失敗することを恐れて、挑戦しない。流行りは安心、みんなと同じも安心……。

セッティングされたコンパや、手ぶらで行く遠足やバーベキューが楽しいとは思わない。式次第のあるイベントなど退屈この上ない。割り勘も苦手だ。僕は、イレギュラーを楽しみたいといつも思ってる。

だから平和すぎる話だが、僕はいつも、福袋を買う大人が未だにたくさんいるのをテレビで見ると、アナログな世間に妙に安心してたりする。


10周年プロジェクトサポーターに、アナタの名前を掲載しよう!
【TOPページ上部バナーより、今年8月7日の>>>10周年コンテンツへ 「志賀」を応援する・賛同する方は、件名は「10th」とし、文面にフルネームをご記入願います エントリーは コチラ からでもOK】

※ダジャレー男爵・志賀が、ワインセミナー講師だってさ!
【ホテルトアロードのワインセミナーは、偶数月第一週日曜に開催されます 詳細とお申し込みは>>>こちらにお願いします】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……
【最近始めた、>>>別ブログはこちら……

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga
n