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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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玉撞き屋が休みの水曜日、表通りは暗いが、閉ざされた店にいればそれはお構いなしに、いつものように志賀の空気は保たれていた。

東京のJRで女性専用車両が初めてできたとニュースで言ってた。大阪の地下鉄までもその車両はよく見かけるから「いつのニュースなんや?」と思ってたら、水曜の夕刊によるとあれは関西発で、関東での導入はこれからのことらしい。所謂痴漢防止策として、関西発ヒットアイデアとなったようである。

痴漢ねぇ。願望はともかく、男なら理性の隅に満員電車で女性に触れたい気持ちは解らんでもない。人は「やっちゃイケナイ」を破る動物だ。その記事の中で千葉県の市民団体女性代表が「表面上の効果はあったと言える ただ、専用車両に乗る女性が増えれば、痴漢の被害も減るのは当たり前 加害者も減ったとまでは言えない」と話す。で、僕は考えた。

『痴漢専用車両』をつくれ。

ハイハイ、無理なのは解っている。おすぎさんが昔僕に「女が好きな男が好きなの」と言ったように、簡単に手に入るモノには興味がないのであろう。こっそりやることに快感を覚えるヤツらに対し、専用車両は一種の「プレイカー」と化す(女性のサクラでもいない限りそれはない ただのオタク同好会と変わらない集会だ 意見交換会やったりするかも 痴漢しゃべり場か)わけだから、歓楽街に行けばすむことである。僕の高校の頃、実家京都山科警察署が立てた標語「ちかんやめ 早く帰ろう」にも似た、痴漢にこんな車両を開放したところで、ヤツらが集まってきたら一斉検挙は目に見えている。ゆえに却下。

では、電車に乗ってる間は

『男は全員バンザイポーズでいる規制』というのはどうだろう。

荷物は常に網棚(イマドキ網棚じゃないか)に置いてバンザイ。それでも溢れる荷物はどうするか?発明爺ちゃんの孫としては、食指そそられる話だな。

ガタンガタン、ガタンガタン(電車の音)
(男)「いやぁ〜、今日も電車は人が多いなぁ」
(女)「きゃぁ〜、今触ったでしょ 皆さんチカンですぅ〜」
(男)「俺が痴漢でもお前は触らないぜ、チクショー」
(女)「きゃぁ〜、セクハラですぅ〜、セクシーハラハラですぅ〜」

社会的に地位もある、素敵な家族もいるのにこのトラブル、そこで「僕はチカンじゃないグッズ」が新発売となる。

「バンザイ固定サポーター【ニモツハアタマニ、テハウエニ(オシャレバージョン)】を装着すれば、頭に鞄を挟むだけでアナタも今日からチカンじゃない! 今なら、オーストリッチ柄バージョンにダチョウの玉子をお付けして金利手数料当社負担 ガンバルンバ、ビジネスマン!! 諸手を挙げて応援します」

そうなったら、僕はまず電車に乗らんな。


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