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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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金曜日、一時間半の睡眠で起きてはみるが案の定ボロボロであった。せっかくのご招待なのに、昼前キャンセルの電話をする。例えば手みやげとか引き出物みたいなもんを僕の分、ご用意されてたらイケナイと思ったからだ。

ホテルの宴会場に電話を繋いでもらう。「あのぉ〜、今日出席の返事をしていた志賀なんですがぁ〜、残念ながら私用で行けません」「あぁ、そうですか 分かりましたぁ〜」とアッサリ。拍子抜けだったが、出欠は予め出す食事の用意の人数確認だったのだろう。

眠気もあったが、実はパーティーに一人で行くことには少し躊躇していた。なぜなら、こんな内容の案内状だったからである。

『25周年・新本社工場竣工パーティーへのご案内
(中略)パーティでは前ドイツ政府迎賓館の総料理長、H.U.ダニエル氏と部下の料理長3名をドイツからお迎えし、彼らが世界の賓客に調理したのと全く同じフィンガーフードを皆様にお楽しみいただこうと準備を整えております』

魅力的ではあるが、ハイネケンとシャウエッセンくらいしか解らないドイツ、ドイツがドイツか解らないドイツ、ドイツの都々逸♪意味不明……つまりは、ポートピアホテルの大輪田の間でウイている僕が想像されるので、またその主催者「串乃家」の松本さんには直接会って、お祝いの言葉を贈ろうと思う。

自宅マンションの駐車場でエンジンを掛けると、少し太った小学生の男の子がローラースルーゴーゴー(おそらく今はそんな名前ではない)で近寄ってきた。6階に住む大学の先輩、小山氏の息子である。こいつは見る度にブクブクと大きくなっている。少年ラグビーをやってるそうだから、将来が楽しみである。

「志賀さんの車って、いつもエンジン掛けてからすぐに出ていかへんよなぁ」

「そう、暖めてからでないとアカンねん デリケートなのよ、コイツは」

「ふぅ〜ん……じゃぁ、まぁ頑張って」

お前何歳やねん!風のセリフを放ち小学生は、スルーゴーゴーしていった。

県庁の近くの中華で一人、夕食をとる。タクシー運転手らしきオヤジさんの注文を、店の妙に丁寧な女の子が聞いている。

「鳥スープとニラレバ炒め」

「申し訳ございません 生憎鳥の方が、在庫を切らしてまして……」

「ほな、ニラレバだけでええわ」

「かしこまりました……(厨房に)ニラレバだけでええねんてぇ〜」

小学生が大人のような言葉遣いをし、大人が妙な日本語の使い分けをする。大人の威厳など今の時代にはないのかも知れない。ナンでも知っていると思い込んでいる子供達がそのまま大人になって溢れ、何も知らないことを厭わない今の大人達が年老いたとき、その日本を僕はとても恐れている。

まぁ、大衆中華で考えることでもないか。


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