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雨の神戸、車のワイパーのリズムがオカシイ。あれは小気味よいメトロノームのような動きが普通だが、たまにフェイントで止まる。梅雨までに直さないと。
店の留守電に税務署から電話をくれとの話があって、俺は脱税するほど潤ってないべと電話をするといかにもお役所、3人の担当者に変わるたびに会社名を聞かれイチイチ都度に説明し、挙げ句に散々待たされてそのオジサンが言うには、1月末に提出すべき「法定調書の合計書」が提出されていないという。
僕は送られてきたその手の書類は全て税理士さんに任せているので連絡すると、税務署の受取判を押した書類が会計事務所の手許にあると言う。税理士さんから連絡してもらって先方のミスだと判明したのだが、こちらにはナンの謝罪もない。憤り満々に病院に向かった。新株発行するぞ！TOBじゃTOBじゃぁ〜！
と、興奮しても公開株などなかった。株式じゃないし。
さて病院に行ったのは、3ヶ月ぶりのリハビリ（ラグビーの後遺症か、数年前の交通事故のモノだ）、明石までスポーツマッサージに行った。先日髪を切ったときに美容師さんから「頭がコッてますねぇ」と言われて、背中から肩、首に掛けての張りがソコまで来ていることが判ったからだ。おそらく、今年に入って特にがむしゃらに、クリエイティビティと向き合った代償だろう。間違っても、店が忙しかったわけではない。笑うな、プー。
待合室のイスに座っていると、見たところ5歳ぐらいのガキがこちらを見てる。コイツは、オッサンになってもそのままの顔だと想像できる幼児である。「小さいオッサンか？」いや、やはり幼児だ。勉強できそうやなぁ。ええ小学校にも行きそうである。ふくよかな顔にすでに貫禄をも備えた七三分けは、壁に付いたバーにぶら下がりながら、何か言いたげにコッチを見ていた。
「新株発行するぞ！TOBじゃTOBじゃぁ〜！」
この七三もあと何十年かしたらそう言うのか。
はたまたそれを差し止める、時代の寵児になるのだろうか。
どちらにしてもゲームのように、「想定の範囲内」というデジタルチックな答えを出す大人にはなって欲しくないものである。
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