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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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店は静かな火曜日、しかしなぜか銀行には人が多かったな。56.5度のアイラモルト・アドベック(通販で買ったレア物)と42度のアクバヴィット(北欧のじゃがいも蒸留酒)をそのまま飲み干し、残り物の赤ワインを少しばかり飲むと少々気分が良くなった。お客様が帰ったあと、誰もいない店で日曜に続き筆を持つ。

書いた文字は「天然水」、酒造メーカーのポスター題字である。神戸の酒場250箇所に貼られるモノで、今から楽しみにしている。唐突だが、玉撞き(ビリヤードね)用語でスクラッチというのは、手玉(白の撞く玉)が穴に入ってしまうファールのことだが、店の前の玉撞き屋で「スクラッチジュース」というローカルルールで撞いていた。スクラッチしたら一緒に撞いている全員分の自販機を奢るだけのことだが、結構悔しいルールである。で、一人がスクラッチして、好きなドリンク、その酒造メーカーのジュースをご馳走になった。

こういうときは、滅多に飲まないモノを飲む。CCガールズみたいなレモン50個分(ホンマか)のドリンクを選ぶと「10th anniversary」とある。2005年が10年だということは、震災の年に世に出たんだな。つまりは、僕の店と同い年だ。ついでに言えば、僕はかっぱえびせんと同い年である。(41年ね)

10年って簡単に言うが(誰も言ってないか)、人間だったら30代が40代になるわけだし、ちょっとした歴史だと思う。じゃあその10年前はどのように過ごし、誰と付き合っていて、誰とケンカして、誰と再会したのかを忘れたのなら、僕にとってのそれはあまり意味のない過去である。幸いにも、ただ闇雲にデスクに向かって仕事をしてきたわけではないので、鮮明に色々思い出せる。店に立つということは、歴史を噛み砕き、噛みしめることだ。

ホテルにいた過去は、断片的になら思い出せる。それは自分の足跡じゃなかったからだろう。断片が欠片のままならば、今の僕はない。カケラを寄せ集めれば立派な一つのカタチになる。それをいつか見たいが為に、僕は店にいる。


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