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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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水曜日、試写会に行く。宣伝ポスター屏風囲み取材を受けてマイクの前で感想を述べ、翌日の新聞広告には『感動・衝撃の大作!“守るべきもの”を考えさせられた〜BAR志賀家主 志賀敏哉さん〜』と有名人やニューズウイークリーのように掲載されることを期待したが、そういった試写会ではなかった。

日本映画というものは昨今、アニメ以外はどうやら「いい先入観を持たずに観に行く」傾向がある。だから逆に、期待して行くハリウッドものは、オーシャンと12人の愉快な仲間達みたいなズッコケを演出することにもなる。あと数年すればまたその流れも変わるのだろうけれど、そういった意味では今の日本映画はチャンスなのかも知れない。この映画は楽しめた。

3月より公開の「ローレライ」は、その半分以上がCGで制作されたという、閉鎖的な空間・潜水艦の中で繰り広げられる戦争映画である。おそらく低予算なのは、カナダの秀作サスペンスホラー「CUBE」に共通する、ハリウッドの莫大な予算に対抗するのを潔く諦めたことが功を奏したのだと思う。

スティーブン・キングの原作映画化はそのほとんどが「コケない」ことを考えると、原作や所謂「本」(脚本)で、それほどお金を掛けなくても観せる(魅せる)映画はできるんじゃないかな。日本人には元々エンターテインメント性に長けている人種は少ないと思うし(クローズアップマジックやってる日本人は、どうも滑稽である)、「本」なら世界に通用するのではないかと密かに考えている次第である。(僕の好きな映画に「太陽を盗んだ男」があるが、あれも脚本の勝利だったと思っている ジュリー〜〜)

僕の学生時代観た、アートシアターギルド(ATG)制作映画も、なんとなくそんな匂いがした。決して大作ではないのだが、先入観を持たずに観られる役者が出ていたし、映画というよりはテレビドラマSPに近い匂いだ。

今回の「ローレライ」も、製作プロデューサーは亀山千広(「踊る大捜査線」シリーズ)だというし、テーマソングを唄うヘイリーはCX「白い巨塔」のアメイジング・グレイスを唄った女性だ。電気グルーブのピエール瀧や、ちょっとカワイかった唯一の女優・香椎由宇はまさしく、たけし映画にある「先入観を持たない役者」だし、どの役を観ても同じにしか見えない柳葉敏郎はまだ「一世風靡」っぽいし、一緒に「踊る…」に出ていた小野武彦や國村準は三谷幸喜系バイプレーヤーである。もうキャラクターが完全にこの系統で認知された、子供がキライだ伊武雅刀とマバタキをしない上川隆也は「白い…」男優。僕と同級、包み隠さず堤真一や死に様が板に付いてきた石黒賢も、フジテレビ色が強い役者である。

そう、この映画はフジテレビの特番である。しかしそれらを安っぽくしなかったのは、役所工事、もとい、役所広司(なぜか全然違うのに、別所哲也と間違う)と、今をときめくブッキー(苑田が言ってた)ことつぶやきシロー、もとい、妻夫木聡であった。うん、いい映画なんじゃないかな。

最後に、これも同級、鶴見辰吾の諜報主任役があるが、あの役は僕の方がいい。潜水艦にだってナンだって潜ってやるさ。多分、続編はないけど。


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