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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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※志賀速報!【本日は 開いてます 10日休みます、多分】

土曜日、店の帰りに久々のファミレスに行く。赤いアディダスのジャージを着た男性が座ってる。「ん?神戸製鋼のレプリカユニフォームか?」とよく見たら、ただのアディダス3本線ウェアだった。悲しきかな、今の日本ラグビーのウェアは昔ブームがあった頃とは違い、街で見かけられることはほとんどない。

間違えるのは無理もない。土曜日は神戸ウイングスタジアムで、神戸Steelers対ヤマハ発動機の試合だった。神戸はトップリーグの最終戦を勝利で飾れなかった。街にそのまま繰り出した無念のファンが、数件飲みに行った後に明け方のファミレスにいる図だと思ったが、残念ながらそうではなかった。

23日から始まるマイクロソフトカップには気を取り直して、上昇・常勝を期待したい。数人の選手の話によれば、8日土曜の試合後、皆でまとまって飲みに行くことはしなかったという。強かった頃の神戸は、勝っても負けても、飲み会・打ち上げの団結力までも強かった。今の彼らには、今日までは今日までのことという割り切りと、どこかで発散する術を見出せないでいるのかも知れない。

昔、負けたその夜酒を飲みながら涙する若手もいれば、泣くなと怒鳴りつけるベテランもいた。どちらが正解で、そのどちらが間違っているのかは解らない。しかし世代を越えて彼らは、お互いの傷は舐め合わないまでも、同じ時と空間を「共有」したことでチーム、そして戦友を知った。ミスや敗戦を反省・反芻することは良いことだが、それは熱いうちに打つ方がいい。

これもまた昔。チームには残って欲しいと言われながらも、引退を決意した弘津(同志社大出身のフッカー ひたむきでねばり強さの地味なプレーだが、選手からもファンからも頼られる存在だった)に対し、伊藤剛臣(現役FWプレーヤー 同じく現役CTB元木由記雄と同期で、僕は彼らは似たタイプだと思ってる ラグビーが「勇気」だとしたらまさしくそれを備え、自己犠牲を厭わない、人の嫌がるプレーをする選手)が、引き留めようと口説いたときの言葉。

「弘津さん、辞めないでくださいよ 俺達は、同じポジションの選手を何人も何年も殺してきたんですよ そいつらを背負って、死ぬまでやり続けてくださいよ」

その話はいかにも剛臣らしい極端な話だが、タケも含め今の神戸の選手達に欠けているモノが、その言葉に集約されているように思う。

「誰かが笑っているときに、他の誰かが泣いている」

「選んだときに、選ばれなかったモノがある」

背負う気持ちの形相と気迫が一つになったとき、そのチームは一気加速に飛躍する。それが神戸Steelersからであることを願ってる。


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