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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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※志賀速報!【年内は 大晦日まで、休まずやるんですって】

なんちゅーか、1995年より始めた店だが、一番暇なイブ&クリスマスの店だった。近頃の僕の体調を察してくれたのか。そんなわけないな。

土曜日、花園ラグビー場へ向かうJRの中、雑誌広告に「神戸リーナのイマドキファッション大公開!」とある。ファッション関係全国誌には、とかく「神戸」がクローズアップされるが、なんじゃそりゃ、である。シロガネーゼのような、必須アミノ酸みたいな名前はまだ語呂がいいから許そう。神戸リーナ、チッチョリーナ、アンジェリーナ(ジョリー)、待ったリーナである。

さて、花園は思ったより暖かかった。近くの薬局では例年「ホカロン座布団」が飛ぶように売れるが、暖冬の今年は山積みである。一番ラグビー場に近い喫茶店「HALF TIME」はとうとう閉店になった。ハーフタイムとは前半と後半の中休みのことである。ラグビー場に「ホッと一息」の粋なネーミングだったが、ずっと休みになってしまった。ラグビー人気を上げないとねぇ。

今年最後のトップリーグ、神戸製鋼は4季ぶりにサントリーから勝利を奪う。活躍すべき選手が動き、仕事すべき選手のひたむきなプレーが光った。素人玄人垣根無しに「面白い」と言わせる試合。神戸の調子は上向きである。「戦い方を変える時期」と僕が言った通りだ。実は先発メンバーは僕が決めているのだ……嘘八百(死語)だ。今回は、ベテランも奮起したいい試合だったと思う。

試合終了。ラビットと現地で一緒になったので、花園名物「花ラグニンジン」を囓りながら帰る駅へと向かう。「いやぁ、いい試合でしたよねぇ」ラビットは少し興奮気味に、もうすっかりラグビーを良く知るオールドファンのように言う。「ルールが解りにくい」と敬遠されがちなラグビーの魅力は、ルールなんか通り越した格闘技を観るような、観る側の気分の高揚にある。

もちろんそれは「生」が一番である。選手が肩を押さえながら倒れる。チームドクターとメディカルサポーターが駆けつける。試合の中断。ピーンッと張りつめた空気が観客席を覆う。選手がフラフラと立ち上がり、また自分のポジションへと向かう。時に足を引きずりながら、テーピングに血を滲ませながら。ラグビーとは、やられたらやりかえせない世の中に、合法的にそれができるスポーツだ。「もう立たなくていいのよ」そんな声など、ヤツらには聞こえない。そのストイックなまでにサディスティックな彼らの姿は、セクシャルバイオレットNo.1なのである。ブッフッフッゥ〜色っぽいぜ〜ぇ〜。

東花園の駅に近付く頃、一人の男性がどこからともなく現れて「頑張ってください!」と僕に握手を求めてきた。隣にいるラビットにもである。そして彼はすぐに駆けていった。僕らは立ち止まり「今のはどなたですか?」と言うラビットに「全く知らん人なんやが、実は花園で3回目やねん あの人に握手されたのは」と返した。いやホンマ、何を頑張れと言うのだろう。

まぁラグビーファンであることには違いない。しかしなぜ握手を求めてくるのか、ラビットに握手をした時点で皆目検討がつかなくなった。もしかすると、クリスマスプレゼントに、いつもより多く握手をしたかったのかも知れない。謎は深まる、花園名物「握手ニイチャン」である。次号を待て。


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