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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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※志賀速報!【周年イベント第一段『12/11(土)』は、角瓶ナイトです】

月曜日、大好きな人が宮古島に行っているという。宮古の海は知らないが、向こうから送ってきた写真で、リゾートホテル時代にいたことのある石垣島を思い出した。またフラッと旅してみたいものだな、はいむるぶし。

過日に僕が少しブルーになった(表現死語)取材(>>>12/02日記参照)ではあったが、そのテレビの「神戸の100人」に推薦したい奴が、深夜一人でやって来た。(あの時点では40数人の承諾しかもらってないと言ってたからね)

僕と彼が色々と密談を繰り返して、もう3年が過ぎた。それはかねてから僕が言い続けていることで、どこかでそのスポーツを変えたいと考えていた。彼も僕も歳を取った分「世の中に納得させる発言力」も付いて、それがやっと実現に向かおうとしている。小さな約束が実を結ぼうとしているのだ。

そもそも初対面で名刺交換して、相手にメリットを感じようものならイキナリ「次はいつ飲みに行きましょう」「今度御社を訪ねてもいいですか」などとビジネスに繋ごうとするヤツらを排除してきた僕だ。彼との関係は3年の密な会話の中で培ってきたコンセンサスがある。「ストーリー」「プロセス」に重きを置く関係は堅く、裏切りという言葉は無縁となった。

そういった関係はどうしてつくられるかと言えば、それは一対一(差し向かい)の行動である。基本的に店に一人で来るお客様との中にはそれに近いモノが存在するが、店を出たところで見るその人となりを知るには、一対一の行動に因るところがある。この日もまた午前2時を過ぎた頃、僕らはフラフラと街に出た。

「小腹空いてないか?」「そんなには空いてないし、昔一緒に行った中華ほどバカ食いできないよ(瑞麟のことだ)」「じゃあ、ラーメン?」「志賀さん、その歳でこの時間じゃ太るよ」「じゃあ、ソバでも食べるか」

北野坂にこの時間にしてはまぁまぁ(まぁまぁナンかい!)の店に行く。僕は「鴨つみれソバ」、彼は「せいろ大盛り(やっぱり食うんや)」と注文する。

「せいろって、ざるそばのことちゃうのん?冷たかったらどうする?」
「せいろの『つゆ』は温かいのに決まってるよ」

やってきた双方のそば。僕のは白ネギのデカイの何本かと大きめのつみれが3つ、ヤツのは見事にこの寒空にただのざるそばだった。僕も勝手に鴨肉とつみれが出てくると思ってたから肩透かしを食らわされたが、こいつはもうほとんど怒っている。「関東じゃ、せいろって言えば温かいつゆだよつゆ!だって鴨せいろならスープみたいに鴨が入ってるし、こんな冷たいつゆに入ってたら鴨が台無しだ!!」 従業員が中国人バイトらしき人で良かったが、こいつは文句を言いながらすぐさま「蕎麦湯くれ!!」と、なんとか温かいものを口にした。

そういえばこいつは酔って僕の店の帰りに何人かで近所のラーメン屋に入り、先に注文するチームメイトに「お前ら、ナンでキムチラーメンばっかり注文するんだよ!キムチに逃げんな、ラーメンはラーメンのままが一番だ!!」と怒った。店のオジサンとオバサンはビックリしてた。 なぜならそこは神戸のほとんどの人が知る「キムチラーメン」と大きく看板を掲げてる店だったからだ。

歳の差は6歳、それについては何も感じない。コンセンサスはただ一つ。日本のラグビーを変えるのは彼の双肩と、少し強引な僕の力だと信じ合う気持ちだ。


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