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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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13日の日記冒頭に書いたように、ずっと抜けていてモジュラージャック。「電話したんですよ!」と言うお客様の来店にホッとする。抜けてたからほとんどお客様が来なかったのだ、と。呼び出し音が鳴りっ放しだったそうだ。そして木曜日。静かな店であった。電話線は抜けていない。プププ。

髪を切った。結構短めである。モデル・Annちゃんの紹介で、何年ぶりかに男性に切ってもらった。僕もヘアスタイリスト付きのモデルデビューか。アホか。でもいい感じ、結構カワユイ。ボキ40なのに。

その帰りに、昨日の日記に出てきた彼の文具店を覗く。店で彼と話していて、万年筆が欲しくなったからだ。何でもダウンサイジングな世の中に、デカイ万年筆。その圧倒的に解りやすいネーミング、あぁ万年でまんねん。

筆先、特に万年筆には「人」が映る。小学生の頃、新聞記者だった父が持っていたモンブラン。見様見真似で使ったものの上手く滑らずにかすれ、気持ちの悪い思いをした。インクは青だったと思う。パーカーのボールペンもあった。「バネ」の感触を覚えてる。今でこそ、ロットリングやステードラーを使うし、フィッシャーの書き味が滑らかなのも知っている。人より「書く」「描く」ことが多い僕だから、楽に確実なモノを選んできた。でも今、あの頃の「書けなかった」万年筆を使えるようになったのかどうか試してみたくなった。

結論を言えば、いいなと思うほどにあまりにも高価なソレは僕の適うモノではなく、しずしずと眺めることしかできなかった。この懐かしい感覚は何だろう?いつか手に入れたいと願う、この切ない気持ちは何なのか。重く大きい、薄手のシャツの胸ポケットに忍ばせることすら出来ない代物に、僕は憧憬の念を持った。そんなモノを欲しくなった僕は、少し大人になったのだろうか。

多分、僕はずっとソイツをまだ持っちゃイケナイ、使っちゃイケナイのだという気持ちを潜ませてきたんだと思う。その鍵がカチャッと音を立てて、扉がスゥーッと開いた。ただ、「降りて出てくる自分が想像できない車には乗りたくない」という持論の僕は、まだソイツを使いこなすには少々時間が要る。

結局僕は、その文具店オリジナル・コードバンのペンケースを購入した。万年筆が4本入り、メモ用紙が背中に収まる優れものだ。ネーム入れをしてもらい、金曜日に取りに行く。まだそこに入る万年筆はないが、見つけようと思う。

人生を迷い探し求めるように、見つけたいと思う。


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