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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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どうやら7日神戸新聞夕刊に、僕が載ってたらしい。何人かからメールが届く。そう言えば、先日「校正願います」とFAXが来てた。いつものように、住所も電話も載せないならと、ネタ提供は承諾した。新聞の見開き全面に「〜神戸・三宮〜めざせ、うんちく王」という企画の中で、僕の似顔絵と共に「カードキーがないと入れないバーがある」とあったようだ。9/25には、これも知らぬ間に「ワインセミナーの告知」も出ていたようである。早よ、掲載紙見せてくれ。

その夕方、垂水駅に車を置いて、JRで明石にて打ち合わせ。実は初めて降りた駅だ。スムーズにプレゼンテーションが終わり、またJRに飛び乗った。普通電車で垂水まで8分の道のりが、一向に着く様子がない。ありゃりゃ、これは新快速で、神戸駅までノンストップ。慣れない電車には困ったもんである。

京阪電車で三条から特急に乗り四条で降りようと思ったら、うっかり忘れて大阪・京橋まで行ってしまった大学時代よりはマシだ。長っ。降りるはずの垂水、僕の住む塩屋を見送りながら仕方なく諦めて、座ってる女性の抱く乳児をボォーッと見ていた。この世に生まれてきました!状態の男の子なのに、もうすでに高松しげおのような顔だった。

神戸駅に着くと、階段降りて向かいのホームへ。運良く快速に乗り込んではみたものの、とんでもない帰宅ラッシュに遭う。満員電車というものは息苦しく、これから街に出てお客様を待つ僕からすれば「なんで帰っちゃうんだよぉ〜」ってな感じではあるが、滅多に見られない光景を目の当たりにする。

「ちょっと、アンタ、触ったでしょ」 「触ってないよ!」

「次の駅で降りぃよ、触ってるやないの」 「なんで降りなあかんねん!」

痴漢である。男は往生際が悪いのか?動く電車に妙な緊張感が走る。

その昔、僕は痴漢を捕まえたことがあるが、被害者の若い女性は逃げてしまったことを思い出していた。いいことをしたはずなのに、ナンダか虚しくなったことを覚えてる。まぁそれにしても、世に言う事なかれ主義か、見て見ぬ振りをする人の多いこと。しかし、この場はそんなことを考えてはいられない。僕は人垣を掻き分けて、やっとその男の近くに立つ。

若い男だ。好奇心も性欲も、旺盛なはずの若者だった。魔が差したというオヤジは最悪だが、もう成人と思しき若者にも当然重い罪である。誰も手をあげない、誰も男を抑えようともしない中、僕は更に前へと進む。さっきの声は、強気で振り絞ったものだったのだろう。女性は怯えているはずだ。だが気丈にもその女性は顔を上げて、男を睨みつけた。そしてその時、僕にも理由が解った。

「…………」

若者を弁護するわけではないが、多分偶然触れたんだと思う。
誰も、何も言わない理由。漫画みたいなオチだ。

その女性は、痴漢を受ける対象年齢と風貌を明らかに超えていた。


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