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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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※志賀速報!【23日秋分の日、開けるつもりです】

敬老の日が明けた火曜日、秋分の日もある変則的な今週が始まった。

いつかFMの知らないDJが「スポーツ選手の集う店」と言ったものだから、店は「スポーツバー」のように思われている節がある。テレビに出たときには「芸能人がお忍び(死語)で通う店」だと噂になった。そのどちらも全面否定はしないが、僕にとってのお客様は家のような店に来た「人」であるだけで、そこにガタイがデカイとかモデルみたい・綺麗だとかいうのは、どうでもいい話だ。

多分、その話がしたくて仕方がなかったのだろう。連休を挟んで編集者ブルマンと、MDなのか人事なのかストラテジストなのか解らないラビット吉川が、それぞれ一人で来て3人一献。共通項は「土曜のラグビー話」である。でも戦術がどうだとか、あの選手のプレーがああだったとか、そんな話は一切ない。

語弊を恐れずに言うならば、彼らは「ラグビーを知らない」人である。ラビットは去年から観戦、ブルマンは土曜の一試合観戦のみだ。だから「ヤンボーマイボーとは、何を言っているのか」「なぜ4番5番は前の人の股間に手を突っ込んでいるのか」「なぜ、メインスタンドには夜のお姉さんみたいな巻き髪女性や、金ピカの時計をしたおっさんがたくさんいるのか」などと、マニュアルには載っていない話がポンポン出る。しかし話が進むと、ラグビーからビジネスへ、社会へ、街へと一転する。これこそが真骨頂、このメンツの話というものだ。

実際彼らは、ラグビー場で試合を観て「面白い」と思った。そして、それぞれが想いを語る。その姿は「組織とは」と、企業の話をしているような錯覚すら感じる。「ラグビーを知らない」人の中から出てくる言葉の一つ一つは、ラグビーをよく知っていると思っている人同士が話すモノからは生まれないものだ。ラグビーをよく知っていると思っている人は、実は知らないんじゃないかな。ラグビーを良くしようと思えば、ラグビー以外の目を取り入れることだと。

ここで断じて言うが、僕の店は「スポーツバー」ではない。確かにこの日の共通項はラグビーだった。しかしここでラグビー談義で終わってしまう夜は、つまらない夜だと解っている。いい職人・アーティストには、口下手で営業力の無い人が多い。僕は日本ラグビーが、そんな人達のように思えてならないのだ。

唯一と言っていい。ラグビーは『相手にボールを委ねることから始まる』競技である。(野球やバレーのニュアンスは違う イニシアチブは放つ方にある)

他の世界の人間に、委ねてみるのも悪くない話だと思う。


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加納町 志賀とはどんなヤツ?
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