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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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※志賀速報!【本日「KOBE COLLECTION 2004 A/W」行きます……多分】

大阪行きがキャンセルになったため、真っ昼間からドーンッと空いた金曜日。お気に入りの場所(お気に入りって言葉は、イマドキ恥ずかしくないか!?)に行き、黙々とペンを持ち色々と資料に書き入れる。これをまとめる作業、久々のリポート提出は新鮮だ。書くことは相変わらず苦ではない。楽しみだ。

「台風が明日に来まっせ」という前日ほどに人は集うモノで、オリンピックに期待のカードが少ないと早計に判断する人もあるのか、街には人が多いようである。「志賀」の志賀はオリンピック逆効果の街にあって、少し働かなさすぎてしんどい身体もあったが、この日は働いた。恐ろしいギャップである。

いつも言うように、忙しいと僕は途端に機嫌が悪くなる。それは単に忙しいことが嫌なのではなく、忙しくて話が出来ないことがイヤなのである。幸いにもこの店のお客様は、どの席にも「一人は僕のことをよく知ってくれている」という特殊な店なので、お代わりのタイミングも僕をくすぐる一言も、僕を怒らせる一言までもよくご存じである。それはかなり楽だ。

午前1時過ぎ、一人のお客様がやって来た。店に来て7年、忘れた頃にやって来る、僕より10歳上の男性である。「しかしなぁ志賀ちゃん、三宮も変わったなぁ」そう言いながら、いつものようにバーボンをオンザロックで飲む、それはいつもと変わらない姿である。「さっき行ってた店が、滅茶苦茶忙しくなってきて追い出されたわ もう何年も通ってる店やのに」どうやらその店は女性がいる店で、そのお客様はかなりの常連だったらしい。

「志賀ちゃんは変わらんなぁ」そのお客様を入れても二組の時間だったから、余計にそう言わせたのだろう。「まぁ僕の店にカラオケも付いてないし、水槽入れて鮫を泳がせてる店になったわけでもないですしねぇ」僕は答えた。

「森ちゃん来てる?」その方を紹介してくださった方の名前を出すのはいつものことだ。「森さんも、同じ事を2ヶ月前に言っておられましたよ」この二人は暫く会ってないらしいが、こうしてここで定期的に確認しながらお互い安心しているように思う。「人」を覚えていると、そういった局面に出会える。

僕は思う。来てくれた人も大事だが、「居てくれる人」も大切である。詰めることで席は確保出来る。一人のお客様を追い掛けないで、売上げを追い掛ける事も出来る。しかしそんなタイミングで団体のお客様が入ってきたら、僕とその方とのヒトトキが、また数ヶ月先になってしまう。 もし一人のお客様を追い出して、「もう、俺が行かんでもあの店はええなぁ」と思わせたとしたら、僕は多分「三宮も変わったなぁ」の一端を担うことになる。

何が大切で、何が必要なのか。
僕の店での「ソレ」は解っている。 シンプルな答だ。

僕が楽しいか、そうでないかだけのことである。


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