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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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※志賀速報!【寝不足でございます 勿論、五輪です】

盆休み明けで少しリズムを失いがちの火曜日、大雨は降り続く。おそらく静かであろう店で20時過ぎ、書いている。

この日は朝から動いてた。CX「とくダネ!」、東京のスタジオにいる具志堅そっちのけで、体操団体金メダルを取った選手達にインタビューする小倉氏に、少々不快感を覚えながら家を出る。9時40分、神戸西区にある「いぶきの森」に到着。知人の子供達と共に、サッカー・ヴィッセル神戸の練習を観た。

9時からの練習に、7時45分から来ていた双子(正確には三つ子・もう一人は女の子)の小学5年生二人は、飽きもせず選手に見入ってる。彼らのお目当てはカズでもなく、新加入のボマちゃんことエムボマでもない。FW・和多田である。たまたま僕がヤツを知ってたために、色んな道のりを経てこの日を迎えた。夏休みを利用しての三重県は四日市からやって来た彼らは初対面だったのだが、その母親も知っているし、知人を通し話は伝わってたみたいで程なく打ち解ける。

数日前、彼らの母親と同級生である女性(神戸在住)のもとへやって来た二人は、幸運にも和多田と食事をする機会に恵まれた。小さい頃から大人に囲まれて育った彼らは感受性が鋭いせいか畏まり感極まって、所謂「いっぱいいっぱい」になり涙を流したそうだ。Jリーグのサッカーゲーム(プレステ?)でその選手を獲得し育て、いつか会える日を夢見てた彼らにとってのその時間は、我々大人が想像する以上に感動的だったのだろう。今時、とても稀有な感性だ。

以前にも書いた。スポーツ選手は「ヒーロー」でなければならない。ヒーローの条件は、1.絶対的に強い 2.滅多に見られない 3.近寄りがたいことだと思う。解りやすく言えば、それらは僕で言う仮面ライダーやウルトラマンである。ヒーローが、人々のピンチを救いにやってくる。たまに敵にやられたりするが「ガンバレ、ライダー!」なんて励ましながら、テレビに釘付けになった。ウルトラマンは3分しか地球にいられないという、刹那的な背景を持っていた。だけどいつも、最後には勝ってその場所を去ってゆく。子供は彼らに笑顔で手を振って、離れていく寂しさと、いつかそうなりたいと願う憧れを持った。

何度も言うが、スポーツ選手はヒーローでないといけない。でも少し、日本国内では難しい現状にあることは否めない。それは欧米のスポーツ選手を見れば解りやすい。そして日本からメジャーに行った野球選手や、ヨーロッパに行ったサッカー選手を見ても生き生きと明らかだ。土壌・歴史の違いがある。

だから……こんなご時世だからかも知れない。オリンピックで活躍する日本選手達は、ヒーローに見える。それは彼ら「ヒーロー」が、その競技に集中できる環境をつくってくれた人々の力が大きい、ということを忘れていないからだ。

ヒーローは弱音を吐かない。ヒーローは諦めない。
支えてくれた人と宿命と、そのために何をすべきかを知っている。


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