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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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金曜日、朝から寝られない理由があって木曜送ったメールの返事を待っていた。彼とは午前連絡が取れて、胸を撫で下ろし一緒にランチを食べに行く。

こう言うとナンだが、彼らプロスポーツ選手は商品だ。その商品に表(フィールド)に出せないキズが入ったとき、店主(首脳陣)はそれをまた表に出せるように磨くか、商品価値がないと判断し処分するかを決める。意思のない商品なら、廃棄処分も拒否できない。陳列されても一番奥に並んで待っているのならアピールしようもない。救いは、彼らは感情のある人間であったということだ。

勿論最後は自分が答えを出す。それは恋愛も仕事も、人に答えを求めたときが即ち自らの答えの確認だと知っているからだ。いつか書いた「泣けるほどの○○」という局面は、人生にそうない。彼は昨日誰とも会いたくなかったと言った。周囲も彼に掛ける言葉がなかったと聞く。涙は出なくとも、泣けるほどの試練が彼に訪れた。そして彼はその日のほとんどを家で過ごした……。

40歳になったからと言って、相変わらず僕にもそういったシーンがある。都度それはそれなりに乗り越えてきたんだろうけど、その術など思い出せない。ただ共通して言えるのは、どこかに見てくれてる人や助けられた人がいたということだ。それは「手を差し伸べてくれた」とか「解るよ、頑張れ」めいたことではなくて、その人が「いた」ということだけが僕の救いになったのだと思う。

近頃気に入っている公園で、また日記を書いていた。ここで何回か出会ったお爺さんと、そのひ孫くらいのベビーカーに乗る子供が前を通る。赤ん坊は安心しているのか眠っているし、お爺さんは快晴の午後に穏やかな表情をしている。お互いに心地よい風が吹いていて、双方の意図的なメリットなど存在しない。

その立場がいつ逆になるのかも知れないが、この日のスポーツ選手と僕との関係はそんな関係なんだと思う。求めず、ダメージを埋める気負いもない。

ただそこには「人がいた」だけだ。

そしてまた君は、羽ばたくはずだ。


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加納町 志賀とはどんなヤツ?
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