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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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※ここだけ志賀情報
【『6/1(火)〜5(土)40th バースデーウィーク 誰の?俺の】

木曜の雨が嘘のように、燦々と照りつける太陽である。昼時を過ぎた午後、僕は公園のベンチでまるで絵に描いたような自然のある場所で日記を書いている。目の前には噴水があって、ポートライナーの高架がある。干からびた小さなミミズを更に小さなアリ達が運んでる。それを雀が見ている。散歩する人がたまに通るくらいのこの場所で、僕は贅沢な時間を過ごしていた。

「KOBE HYOGO 2005 夢基金プロジェクト」の一期認定団体である、旧居留地にあった「LandscapeCAFE」が場所を変えてここにできる。誰かいないかなと訪ねてみたがまだ工事中である。帰るには惜しい光景に暫し、iTunesにため込んだお気に入りの曲を掛けながら、さっきまでの不思議なランチを思い出していた。

久しぶりにワールドの一階イタリアンで、女性二人と食事した。僕は12時前に着いていたので比較的静かで、奥まった個室のような部屋に案内され表の様子は分からなかったが、遅れてきた彼女達は行列の間をすり抜けて入ってきたらしい。おそらくあまり「機能していない人工島」のこの辺りは、昼時が稼ぎ時なのだろう。従業員は忙しく動き回っている。

彼女達は時間が30分ずれて来ていたので、もう一人が12時半に来た頃には僕はもう食事を終えていた。でも百貫デブ(死語)ではないが大食漢(死語)の僕にすれば、アパレル系の密集するこの地域のお上品なポーションでは満腹(死語っぽい)とはいかずに、アラカルトで注文することにした。

一人目のギャルソン(っぽくはないが)に「メニューを」と言ったが、どうも忘れられたようである。よくある話、仕方ない。気を取り直し、違うウェイター(これもあんまり使わなくなったか)へ。持ってきたのはランチメニュー。何回ランチ食わすねん!と突っ込むのを我慢して「もうランチは食べたので(知ってるとは思うけど……)、何かアラカルトを頼みたいのですが」と丁重に言ってみる。戻ってきた店員(コレが一番しっくりくるな)は「ランチ時は忙しいので、ランチメニュー限定でして」と返された。彼らはイッパイイッパイだ。

いつか書いたが、店に立つ人は「向いてない人」が多く見受けられる。選ぶ方にも、育てる人にも問題はある(>>>1/15日記参照)。店、特に飲食に立つ人間の特性は「暇なときにどれだけ出来るか」だと思うが、それ以前に忙しいときに出来るのは当たり前でないとイケナイ。僕も組織の偏った完璧主義の中ではあぶれた経験から自分の店に到る背景があるのだから、偉そうには言えないか。

PCの画面を、太陽に照らされた蟻が這い上がってきた。彼らは同じように見えて様々なポジションの中で、実は向き不向きがあるのかも知れないな。だってここまで上がってくるヤツなんてそんなにいない。あめ玉を地面に転がせば、みんな集まってくるくせにね。コイツ、蟻っぽくない。

僕はそんな一匹の蟻に近いヤツでいたい。うん、そう思ったね。


※僕がブレーンとして参加している、「KOBE HYOGO 2005 夢基金プロジェクト」二期募集が始まった。神戸を中心に、希望と夢あるアイデア(認定されれば支援事業となる)を募集しているモノだが、そのページの『特集』で僕が偉そうに語ってるので(しゃべった10分の1くらいしか載ってないが)、またご覧ください。そこに「LandscapeCAFE」の久見瀬さんもいます。僕の写真、ヘンです。ぷぷぷ。(>>>「KOBE HYOGO 2005 夢基金プロジェクト」〜特集


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