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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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※ココだけの志賀速報!【髪をバッサリ切るつもり……どうでもええですな

寒いのか寒くないのか、道路の気温表示が10度の火曜日昼に家を出る。

あれこれやって、いつものように夜の顔になる。よく人に「昼の仕事と夜の仕事ってどっちが本業なん?」と聞かれるが、そもそもこの問いは愚問だ。僕はどちらも仕事と思っていない。>>>1/19の日記文末にあるように、僕は「仕えている」意識がない。昼に余裕があって、バブルマネーで店を趣味でやっているのでもない。正直言えば、店が流行らないから昼間に働いているってのもある。しかしどれにも共通なのは「志賀にしかできないコト」だけを日々思って従事しているのだ。「本業?」なんてものも愚問で、すべてが僕自身なのである。

もちろん店に立つことも、昼にあれこれやっていること(多分アートディレクションだろう)も「向いている」と思っている。相変わらず勇気も好奇心もあるし、自信もあるから続けてる。こう言うと過剰な思い込みのようだが、無理・背伸びさえしなければソレらは手に入るモノだ。そんなに難しいことではない。

「向いている」と思うコトの一つに、『耳の良さ』がある。耳が福耳だ、というわけではない。ロバの耳だというのでもない。正確には、耳の聞こえが異常にいいのだ。まぁご丁寧に書かなくても解る話やな。(『カモシカのようなアシ』は「カモシカのアシのような脚」と言うのが本当なのと同じだが、誰が大臀部から足の指先までカモシカ本体のカタチのような人がいるなんて思う? これ、どこかで書いたと思うけど、ちょっと書きたかっただけです)

いつか書いたが、僕がホテルのバーラウンジにいるときに「お客様の話全てに、聞き耳を立てろ」というのがあって、それでお代わりのタイミングを促しに行ったものだ。まぁ今の店はそんな労力もほとんどなく、欲しい人はそう言うだろうし、無理に勧める必要もなくなった。まだその頃の癖はある。そんな中、火曜日来ていた男性3名様は解りやすかった。平成のプレイボーイ・志賀の助言だ。

それほど広くないバーでは、できればずっと同じ声のトーンで会話するべきだ。それが仕事の話でも、ゴルフの話でも、学生時代の話でも。人間は普段しないことほど目立ってしまうモノである。「滅多に通らない道で、警察に止められた」なんてのも似ている。食事をしに行って、従業員同士の死語が気になるのも高級店ほどに際立つ厄介モノである。サービスの現場にいる人間は「手を抜いたときに、必ずお客様は観てる」と思って間違いない。

彼ら同級生トリオがヒソヒソ話をし出すとソレは、どう考えても女性絡みの話であった。スマートな人、それを紳士と言うのならば、目の前の女性を口説いていようと、公共の場では直前までの声とトーンが変わらないものだ。言葉は二人の世界を行き来する。バーテンダーが耳を傾ける余地など、そこにない。

しかしまぁ、そんな30歳代半ばのカワイイ姿を垣間見られるのもこの職種の醍醐味である。彼らにそうさせたのは、ここが志賀の家だという認識と、それを受け入れている僕がいることに他ならない。僕が言わなければいいことだ。

僕の許容範囲は、稀にこうして広くなる。

だから、この場所にも向いていると思う。


※ダジャレー男爵の「志賀オシャレ『死語』
【御影で『こうでねぇーと』した個人邸・暖炉の搬入の立ち会いに『馳せ参じ』、そのまま新神戸で飲料メーカー春のSP(『街頭宣伝活動』)の打ち合わせ、『お茶飲みデート』の予定が『ドタキャン』されて、その足でまた二日連続お好み焼き「斉元」へ『ハフハフ』と『舌鼓』『ポンポン膨れて』、その途中新聞社広告局の女性から執筆依頼の電話を『キャッチ&ゲッツ』 「ありゃ、俺って『売れっ子』やん」と少々『小天狗』気味に鼻が伸びそうになるも、『いやいやオイラの足場はシッカと見据えるぜベイベー』と油に滑りそうな足下を確認しながら、牡蠣とスジ・油カス入り『トビっきり』のモダン焼きを『カッコンだ』午後である あぁ、志賀のオシャレ『午後』?…って、しんどいわっ!】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
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