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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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【今年も残りあと3日! 年内休まず爆走中】

日曜日18時、大学同級生から電話が入る。体育大学ラグビー同期、久々に集まっている梅田からである。先日この日の誘いの電話はあったんだけど、年内休まず店に立つと公言している僕は仕方なくそれを断った。電話口には懐かしのメンバーの声が入れ替わり聞こえてきた。来年40歳の仲間達はマチマチの声だ。

「今、お前の名前が出たから掛けたんや 久しぶりやなぁ」「上が7歳、下が5歳になったわ」「昼も夜も頑張ってるらしいな、聞いてるで」……中には20年近くぶりの声もある。おそらくそこには独身もいないし、声だけでは分からない外見の変化もあるのだろう。記憶によれば、ラグビー部同期は20数人いた。その中14人が集まったのだから、楽しくないわけがない。皆に会いたかった。

店に着く。押し迫って、三宮の閑散とした空気を感じている。玉撞きをやるも、週一ペースで撞くのではあまり入らないし、今はその独特の空気感だけを楽しんでいるにしか過ぎない。店で読む建築雑誌の写真もどうも僕の中に「入ってこない」のは、斜に構えた見方というわけではなく、単に世間が休みだということと、緻密なスケジュールに「追われる」日々から解き放たれた時間が、僕にはあまりにも平和すぎるということなのだろう。

寝る間を惜しんで閃きの赴くままに作品を仕上げたり、打ち合わせに行ったり、デートをしたり、ラグビー選手に頭突きをかましたり、カフェでPCを広げたり、DVDの後ろからやってくるデジタル・シアター・サラウンド効果にドキッとしたり、トレーニングしたり……店に立ったり、サイトを更新したり、それらが少なすぎる24時間の中に収められて、初めて僕の一日が完結する。

年に数日ある年の瀬のような時間は、休息よりも冬眠よりも充電よりも、もっとシンプルに次なるステップを見据えるものにしなければならない。

虎視眈々と、「狙う」2004年を迎えるために。


※イカリン志賀の「本日のハラタチ日記その28
【そんな時間中は、ハラタチもないな】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

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