www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
12/10「若いからダメって言う訳じゃなく」 バックナンバー >>>
えら寒っ、である。塩屋気温計は、夜には6度になってた。体温ほどに夏の気温が上がることを考えれば、変な国である。まぁ寒さは嫌いではない。

検索エンジン設置のお陰か、2倍ほどにアクセスがある。多分自分の名前だとか、有名人とか色々と調べているのだろう。ちなみに「イチロー」で調べると、大抵「鳥羽一郎」ネタが多い。自分のことを書いている、自分の興味あることを探す、ってのは便利で楽しいモノなのだろうね。僕も使ってる。

店に女子大生らしき子を二人連れてきたオジサマがいた。このオジサマは僕も好きな人だし、カードキーを渡しているわけだからコンセンサスは取れている。カウンターに座った3人、男性は「いつもの……」グレンリヴェットの水割りだ。「いつもの」ってのは、男のちょっとしたステイタスなんだと思う。僕がそう言える店は限られてる。「いつもの」でそば焼きタコ・スジ入り2人前と、お好み油かす入りが辛いの付けて出てくる、斉元くらいだ。ええ話でしょ。

で、その横の女性二人、う〜ん失礼ながらまだ「女性」って言葉は適当じゃないな。何も悪口を言うつもりじゃない。顔で笑ってあとで他のお客様に「さっきの客、最悪やなぁ」って語る店の人間ではない。常に思ったとおり、相手には伝えてきている。それで二度と来ない人もいるが、ずっと離れない関係の人もいる。「ウソ」で対応すれば嘘の店になるし、「志賀」でなくてはならない意味が無くなる。だからこの日も、毅然とした態度で臨むのはいつものことだった。

僕の予想通り、若い女性は今流行のリキュールやカクテルを頼む。「ヨギーパイン」「ZIMA」なんてのがそれだ。「ハイハイ、つくりましょーね」とつくりはしない。「若い人向きのリキュールは置いてないんですわ」と返す。でも僕がそれらを知らないのかと言えば、知人の店で飲んでみたりして味は知っている。だか「それらしきアレンジしたカクテルでもイイですか?」と創ることにしている。

さて彼女達、「『へぇ〜』って着声(ちゃくごえと読む)持ってんねん」と男性に聞かせようとする。カウンターで「ゲームしようか」と言ったりもする。他にお客様がいるのにである。男性に目配せすると「志賀さん、またゆっくり来ますわ」と場の空気と僕の終始無言の珍しい態度を感じたか、店をあとにした。

僕も若い女性が嫌いではない。山田優も森下千里も好きだ。アホだ。しかし僕が許せないのは「あたし学生でもやることはやってるもん、なんでそんなこと言われなあかんの!」とホントにやることやってるのかは別として、30くらい年上の男性に対しその「タメぐち」がどうにも耳に付いてしまうのだ。あれって、なんなんやろね。大人にも問題あるとは思うが、誰かが教えないとイケナイんだと思うね。僕に降りかかってきたら「その言い方は無いざんすよ」と言うけどね。

いつか書いたが「サイアク」ってのはさして最悪ではないとも思う(「もう走れない」と言葉に出す人はまだまだ走れるということと同じ)。まぁ、最悪があるから最高が光るものなのだろう。だから店ではその辺は寛大であろうと、ちょっぴり(死語)大人で師走な夜は更けていった。


※イカリン志賀の「本日のハラタチ日記その10
【本日の日記に書いた女子大生に、アレンジしてカクテルをつくると「オイシ〜イ!」って喜んでいるのに「可もなく不可もなく、ってカンジィ〜」と続けた……どないやねん!どっちやねん!ちゃんと言葉使え、女子大生!!】

※ラブリー志賀の「干しぶどう日記・61日目」>>>キッカケはコチラ!
【……『残りあと22レーズン』】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga
n