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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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午前ハーバーランドにいた。先日16日の日記に書いたように、海側モザイク辺りはイメージが良くなったが、ホテルに隣接する周辺は寒い。外資系のビルになった旧オーガスタプラザの1Fには、またスターバックスができる。狭い神戸でいくつ作るんだ!スターバックスのはしご、スターツアーズもできそうだし、同じカフェ対決でスターウォーズか。と言いながらその向かいのビルの地下、もう一つのスタバでスタンバってた。打ち合わせ後、次の場所にスタスタと向かった。

昼食を予約していた。フェリシモの才人・Y氏との会食。かねてから噂の昼時のみ営業のカレー屋(サラダ付きで、なっ、なんと1700円!)に初めて行く。元々洋食屋を営み、メニューとは別の幻の限定カレーを供する店を今年密やかにオープンしたそうだ。よく通る道なのに、知らなかった。昼だけだから仕方ないか。しかしまぁ、時代を逆行のような店という点では僕の店と重なる感じはする。

興味はストレートに僕の舌に反応した。あいたたっ、旨いよ。美味いより旨い、巧い。そこのお母さんとお姉さんが、丁寧に作り方まで教えてくれる。「そんなん、言っていいんですか?」と聞くと「お店で出してみれば?」なんて笑ってる。それはもちろん出来っこない秘密や、裏打ちされた自信あってのことだろうから、それほどシンプルに複雑なものはない。僕はこう返した。

「出来ない料理を覚えて出すのも一つのやり方だし、幅も広がるかも知れない でもお客様からのリクエストを何でも聞いてしまう店に主張はないと思います 今度、あの店に行ってみれば?この時間だったらあそこがオイシイよ、と外に幅を広げた方が、僕の店って感じがしますし、僕には無理な話です」

なんでも安く提供する、○○%引き価格を声高に謳う店。そういう店に限って、実は「簡単にできる肝心なこと」が欠けていることに気付いていない。座るイスの心地よさ、安心できる変わらない内装・照明、清潔な店内・トイレ、目に優しいPOP・貼り紙……これもシンプルだが、やはり複雑で肝心である。

FCでたくさん作られる店、これもニーズがある限り無くなるものではないし、フランチャイジーのメリットは「簡単にできる肝心なこと」をクリアしているようにも思われる。しかしその違いに気付いたときに、時代にそぐわないかに見える個店の「そこにしかないカタチ」の価値がこの店に人を呼ぶ。

自信のあることだけを当たり前にやっている。
それこそが、真っ当な仕事だと思う。


※「志賀」本日のコトゲンゴンその47《一(言)・提(言)・一過(言)》
【そこは京都に関係するコト・モノもあって、縁を感じましたわ】

※ラブリー志賀の「干しぶどう日記・42日目」>>>キッカケはコチラ!
【雨の中、犠牲者、いや挑戦者?が大阪からやって来た 「(モグモグモグ)田舎のおばあちゃんが餅のカビを手で払って“これくらい大丈夫じゃ!”と食べさせられたときの味がします ワインで言うところのブショネですわ」とソムリエのような文句をタレて初めて『ハズレ』を引いた 仕方なく貴重なブドウをもう一つ「(モグモグモグ)こっ、これは……ウマイ!」と『アタリ』となった(ウエマティ 27歳 ミュゼ大阪店長) 「小さなワイン玉って感じ」素敵な感想だな(リョウコさん 25歳 眼鏡美人)……『残りあと64レーズン』】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
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