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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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雨の降る月曜日19時半、店の前の玉撞き屋にいた。東京も雨だったから、さっきまでの風景が近く思えてくる。なぜ店にいないのかと言えば、ビリヤードが恋しかったわけではない。土曜の「志賀ナイト」の閉店が思いの外遅かったらしく、玉撞き屋に鍵を預けられなかったようである。仕方なく僕は、卯目くんの仕事の終わりを待っている。東京の余韻をここで想いながら……。

午前11時、ホテルをチェックアウトして汐留をあとにする。前日のラディソン都でも、このロイヤルパーク汐留タワーでも、風邪が残ってるせいかまた寝汗をかいてしまって、実はバスローブを2枚使った。多分清掃のオバサンは言うんだろうね。「女、連れ込みやがって…」と。それは叶わなかったわい。

神戸出身で頑張っている、食生活アドバイザー(俺もアドバイスしてもらおうかね 不摂生な生活アドバイザーなら僕がするが)と表参道で昼食を取り、彼女と別れ、南青山のJ.LINDEBERGブティックに行く。ここには学生時代からの知人がいて、彼は今も尚独特の雰囲気を保ってた。サンダーバードの人形似、モデルもこなした男前だ。「葉巻を吸いに行こうか」やはり誘いも独特である。

骨董通りを南に向かいハンティングワールドを曲がると、喧噪を忘れる住宅地が顔を見せる。「ふむふむ、インテリアショップ・イデーの近くだな」と付いてゆく。少し下った階段の奥には、アートディレクターがオーナーのアンティーク小物や、人がそのまま入れるヒュミドール、中には葉巻の数々のスペースがある。皮のソファ、二人してハバナシガーを薫らせる。「葉巻は時間と気持ちに余裕があるときに手にするモノ」……青山五丁目の贅沢な真っ昼間を楽しんだ。

夕方東京をあとにして、行きには座れなかった窓際に腰を下ろす。程なく眠りについて、起きた停車駅は名古屋……ここにも高いビルがある。つまりオフィスビルも商業施設も、コンビニ、ファミレス、スタバやドンキホーテみたいなモノはもうどこにでもある。「その街らしさ」を思うに僕は、住むのは神戸、帰るのは京都だと思ってる。じゃぁ遊ぶのは東京……ってのは安直でそれだけでは寂しい。無機質で無関心で人情が通うのは下町だけだと思われがちの東京で、人を繋ぎ人と出会い、自分を確認することができたのも収穫だ。では、改めて。

住むのは神戸、帰るのは京都。そして、見失わないのが東京。

確信めいたモノはないが、10日の夜、店で充分に東京の余韻を噛みしめて振り返ることができたし、土曜の「志賀不在ナイト」とのギャップを感じることもできた。つまり自分を見失いそうになるくらい暇なのは困ったモノだから、必死のパッチで根を下ろしてる。

今のところ、ソコは神戸なんやと思ったね。


※「志賀」本日のコトゲンゴンその38《一(言)・提(言)・一過(言)》
【8日「志賀不在ナイト」はお陰様で、50名超のお客様をお迎えした 10日店に着いたときの「祭りのあと」感で伝わりましたわ 始発を待って電車で帰るつもりだった僕は(東京行きの朝、車では来ていないから)幸運なことに、近くの和食店主の車で送ってもらえることに……が、しかし、but、そんな時に限って深夜1時半過ぎにお客様が……4時の閉店 送り主はもういない 東京行きの疲れか、また睡魔が……朝8時、今月何回このソファで寝たんやろか】

※ラブリー志賀の「干しぶどう日記・33日目」>>>キッカケはコチラ!
【冷蔵庫の中のブドウ達……かっ、堅い、固い、硬い、難いのか?】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
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