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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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世間で言う3連休初日、驚くくらいに静かな三宮である。明けて日曜の朝方、歓楽街に程近いファミレスは、人種雑多だ。「おひとりさま」を日常満喫する僕にとって、そこに来る人々を背景にPCのキーボードを叩く姿は紛れもなくお独り様ではあるが、この一つ屋根の下、ファミレスの空間に孤独感はない。

昨日発売の『ミーツリージョナル12月号〜「おひとりさま」「よろこんで」』を見たお客様・知人から「昼の顔、全然笑顔やん」とか「腕、太っ!」とお声を戴く。笑顔は髭を剃っていたため印象が違うのだろう。二の腕に関しては写真の写り具合だ。僕もビックリした。この写真を見て「銭湯ヌード」を頼まれたのも頷ける。写真ってのはプリクラほどではないが罪なモノである。実際会ってみると怖いと言われるし、実は計算高い志賀が、見事に無垢に好青年な志賀にもなる。

昨日の日記文末コトゲンゴンその28に書いたように、11/8〜10日の夕方まで旅に出る。「旅」と言ってもあてのある旅だし、自分を見つめ直すモノでもない。行き先は東京だ。ランチをし、表参道で結婚式・披露宴に出て、多分二次会にも顔を出し、それと並行して人と会う。カフェや酒場にも顔を出すが、先端いってると戯言のような六本木ヒルズらしき場所には行かないと思う。神戸に来た人が神戸プリンを持ち帰るようでどこか寂しい。ともかく東京に連泊は、何かが起こりそうで楽しみではある。出会いよりも、出逢いを期待している僕がいる。

「聞いたよ 志賀さんって、嫁がいるんだってね」

ある女の子からそう言われた。嫁どころか米も無い状況で、どこからそうなったのか少しジェラシーめいたその彼女の視線に、「信じる者は救われる」とだけ言い僕は笑った。思えば噂というモノは、人を陥れたり中傷したりする目的以外はカワイイものだ。悪戯とイタズラとの違いは、悪意のあるかそうでないかであろう。「嫁がいる」と言い放った男が、その彼女を気にしているのが見えた。

日曜の朝7時、「酒」というキーワードが溢れていたファミレスは、知らぬ間に健全な朝食を取る人々に変わっている。いつもは外が暗いうちに帰りたい僕だが、どこかでこの朝は「色んな人」を見たかったのかも知れない。

さっきまで雨の降っていた神戸の空に、虹が笑ってた。僕も笑った。


※「志賀」本日のコトゲンゴンその29《一(言)・提(言)・一過(言)》
【本日日曜開店 来た人は得をする 志賀は話に飢えているから】

※ラブリー志賀の「干しぶどう日記・24日目」>>>キッカケはコチラ!
【このままいくと最初の回に書いていた通り、もう枝付き干しぶどうが入荷する時期だ 何度か書いたが、24日も干している時点でかなり危険なことも手伝って、僕はとうとうある行動に出る 干しぶどう化しないブドウ達の難点は、日本の気候と品種によるモノである ならばそれを覆すこと…… プヨプヨしてこれだけ干してもまだ瑞々しい、異様な20粒ほどを選び皿に入れる そして回転するベッドに乗せると、オレンジ色の光に濡れた表情をクルクルと何度も見せた 音を立てて扉が開くと、衣服ははだけて、その光る仄かに火照った肢体をさらけ出したグレープは、確かにレーズンに近づいたかのように見えた……つづく】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

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