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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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月曜日、「戒厳令の夜」という樋口可南子が主演の映画があったが、街は阪神贔屓のせいか、静かにそんな感じの夜である。

思い切って何もせず「寝る」に集中して、夕方なんとか風邪も治まった。そしてラグビーワールドカップ最終戦、日本代表とアメリカの試合を初めてライブで観戦した。録画ではやはりダメだ。伝わり方が違う。

日本に於いて、ラグビーはつくづく不運なスポーツだと思う。日本では言わずと知れた、野球の日本シリーズ中だ。しかも月曜は雌雄を決するモノだから、国民は野球に集中しているのだろう。ハッキリ言えば、ラグビーはここ日本では「結果のスポーツ」である。つまり、ライブではなかなか観てくれない、翌日のニュースでしか知られない、その他スポーツに属してしまう悲しい現状である。

「勝った負けた」は確かに大事だ。勝たないと意味がない。よく頑張ったというのは「彼ら好き」の僕が贔屓目に見たとしても、誰の目にも今回のジャパンラグビーの健闘は理解できるはずである。但しそれは「観戦したのなら」である。

後半ジャパンは、あまり見られない行動に打って出た。前半着用していた赤と白のレギュラージャージを、紺色のセカンドジャージに替えたのだ。双方のジャージの色が似ている場合、セカンドジャージでプレーすることがあるが、前後半で替える例はあまりない珍しい例だと思う。理由は解らない(単純に赤紺のアメリカとの区別が付きにくかったせいか?)が、日本の気迫が伝わってきた。

アメリカ戦後に、海外共通インタビュー(日本のクルーではなく、公式のモノ)でキャプテン簑内に対し「日本チームは今大会、最も人気のある外国チームとして挙げられていますが」との質問があった。これは大袈裟ではない。どの試合も、外国人からの応援が目立った。最終戦に到っては、ホームゲームかと見間違わんばかりの声援であった。未だかつて、こんな空気は無い。彼らの戦いぶりが、外国ファンにも伝わったゆえのことだ。

しかし、日本は負けた。これまでの3戦も含めて、その内容をほとんどの日本国民にリアルタイムに見せつけることなく、ジャパンの夢は潰えた。結果有りきのスポーツの中、野球やサッカーほどに認知されていない現状で、ワールドカップに併せた国内トップリーグの開幕やプロ・オープン化は時期尚早との声もある。しかし、ナンにせよ問題はその見せ方やパブリシティのやり方だと思う。

ミーハー路線は、ストイックで聖域を重んじるラグビーには不適当かも知れない。しかし、ラグビーファンは実は色々いたりする。タモリ、吉永小百合の早稲田ラインはかなりのラグビー好きだし、ユーミンの「No side」はラグビーの歌だ。ゴスペラーズのリーダー?はラグビー通だとも聞いた。テレビ東京が日本の試合をバックアップしたが、イメージソングはBoAだったこともあまり知られていない。つまりもっと統一性のある、ウマイやり方が他にあるのではないか。

訳の分からない古い体制や慣習は、選手に「そのスポーツだけに集中する環境」を作るとは思えない。教員免許を持たない講師を招き入れ、課外授業を行う高校が出てきたように「他の新しい風を吹き込む」ことも必要なのだと思う。

アメリカ戦の後半、ジャパンがあのジャージを替えたように。


※「志賀」本日のコトゲンゴンその24《一(言)・提(言)・一過(言)》
【僕を日本協会のブレーンに入れれば、アイデアは枚挙にいとまがないぞ】

※ラブリー志賀の「干しぶどう日記・19日目」>>>キッカケはコチラ!
【月曜、上記ゆえに干さず……】

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