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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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火曜午前中に銀行に行く用事があったため、この暑い中、これまた熱い車に乗って駅に行く。近くにあった銀行が統合されて駅前まで行かなければならなくなった。不便である。ATMだけの出張所があっても、硬貨の入出金は出来ない。不便である。あの辺は路駐してるとすぐに警察が来る。やはり、不便である。

帰りに生協・コープに寄る。なぜ、おばさん達は単なるスーパーに「コープさん」と『さん付け』するのだろう。そう言えば、昔付き合ってた外商に出入りする「ええとこの家系」のお嬢様は「そごうさん」「大丸さん」と言っていた。でもコックリさんと言う人はいても、「SATYさん」と言う人は聞いたことがない。なんだか解んないが、5円を入れて買い物ビニール袋を取るシステムの、「コープさん」とそこを呼んでいるおばさん達に、僕は紛れてパンを買った。

真っ昼間の家に帰ると、玄関に靴が散乱しているのが分かる。産卵と言ってもいい。靴が靴を産んだみたいに溢れている。もしそれが1足だけ、あとは下駄箱に整理整頓されているというのも少し寂しい話ではある。僕は「お前は何人家族やねん!」とマジに声に出して突っ込んでいた。適度に片付けようと思う。

クライアントからの添付メールが来たが、そこにカーソルを持っていってワンクリックすると何度再起動してもフリーズする。そういう時って、どんなにスペックの高いMacでも、タダの薄っぺらい板のようである。Outlookのプレビューウインドウの設定を解除して、残念ながらそのメールは添付ファイルごと開かずに削除することになった。再送をお願いするも、デジタルに頼り切って楽してる自分を省みた。先方に足を運んで、面と向かって話す方が絶対イイよね。

19時前、目映いばかりに月明かり。ハッキリと見える火星と極近くにある丸い月に暫し見入る。そして遙か奈良と大阪の県境、生駒山の上に大きな夏特有の入道雲が掛かり、まるでバチバチとショートするように、オレンジ色の雷が雲のスクリーンに何度も映し出されるのが神戸からも見えた。ネガティブに例えると変電所の事故や、震災夜の自転車を担いで歩いた須磨のJRレールの鉄塔を思い出すが、同じ空の月と火星の、荘厳な風景を祝う花火のようだと思うことにした。

2006年に開港する神戸空港ターミナル。その関係の方が火曜の店にいらっしゃって、初対面にもかかわらず僕はしゃべりまくった。僕は元来無口だ。突っ込まれそうだが、実はそうである。「しゃべり」「饒舌」な人は聞き手を選ばない。僕はと言えば、選んでる。それは感性が合うという陳腐な表現だけでは片付けられない、「相手に興味があるとき」だけに限る。

ショッピング・飲食店ゾーニングに魅力を持たせて、わざわざ神戸空港を選ぶポイントを模索中だそうだ。責任のある立場の方が、自ら神戸の街をリサーチ、店をリーシングするという点でこのプロジェクトはオーセンティック、つまり信頼できる。えてして地元の人は、ポートタワーすらあまり上ったことがないし、異人館にも詳しくない。ガイドブックに載ってない店に、いい店は存在するモノだ。渡航目的以外で「ちょっと空港まで食事に行こうか」なんて、神戸に住む人達までをも車を走らせる「神戸も好きな空港」になればいいと切に願う。

帰る頃には強い雨が降り出した神戸・三宮。不思議な天候にも、スペースに書ききれない話の数々。変化に富んだ毎日は、とても幸せなことだ。


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