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快晴の日曜、夕方には大阪・南堀江のミュゼでカフェタイム。ひっきりなしに入ってくるお客様の中で、店長ウエマティ(と銘々)が対応してくれた。僕が大阪に住んでいた頃、12年前の堀江は家具の街だった。今はカフェの街にカタチを変えて、若者の集まる場所になった。街は生きている。解りやすい例だ。
その後、今年いっぱいでな無くなるという近鉄劇場に舞台を観に行く。舞台はいくつか観に行ったことがある。アーティストで言う「ライブ」だから、その張りつめた想いと達成感は相当のようで、カーテンコールの表情でその様が手に取るように解る。気丈な彼女も、最後には感極まっていた。
藤原クンの初舞台「オーバー・シーズ」千秋楽。多くは語らない。僕は評論家ではない。ただ少し彼女のことを知る僕が言えることは、彼女は「また新しい一歩を踏み出した」ということだ。誰にも「初」はあって、それが知らぬ間に「足跡となった」なら、素晴らしいことだと思う。
僕は家に帰って、彼女にこんなメールを打った。その一部。
『受験のために勉強した事って、大抵合格したら忘れてしまうものだけど、そんなのってなんだか寂しいよね。君の初舞台のセリフは、ずっと忘れないでいて欲しいもんだ。そしてこれからも機会があれば、続けていつか舞台に立って欲しい。他にはない「ライブ」やもんね。2回目にはまた違う意味があると思う…』
僕はいつもメールや手紙、もしかすると企画書なんかでも、活字にするときには自分に問いただしながら書いている。伝わる相手には、そうするのが礼儀だとも思っている。彼女に宛てたメールにも、そんな思いを込めて色々書いた。「うわっ!また長いメールやな」と思われてるはずだな、絶対……。
劇場を出る前に、フトやってみたくなったことがあって「舞台の神様」には申し訳ないが想いを遂げてきた。千秋楽だったこともあって実は誰もいなくなった客席で、紙吹雪がまだ残ってるステージに立ってみた。そしてそこから客席を見た。やっぱり目線が違う。芝生のラグビー場を初めて踏みしめたあの日を思い出して、ブルッときた。ここは、凄い場所やと思った。気持ちイイ。
多分彼女は、僕に言われなくてもいつかまたココに立つな。うん、そう思う。
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