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朝晩は過ごしやすくなった神戸、相変わらず冷蔵庫も冷えている。
店からの帰り朝方に、ジェームス山の坂を上る自転車を見た。神戸は横に長い街ゆえに、山に向かって坂が多い。僕の住むこの場所の坂はその中でも、急な部類に入る。経験があるが、自転車など行きはヨイヨイ、上りは押して歩くことも多い。その人は見た感じお爺さんなのだが、スイスイと上っているように見える。「これは変速ギアの力だな」とすぐに判った。
しかしそのペダルの回転数とは裏腹に、自転車のスピードは遅い。ギアが合ってないのだろう。適度なギア比ではなさそうである。
軽いのは一見楽だ。しかし軽すぎるギアの自転車は「空回り」している。確かに「立ち漕ぎ」なんて、昔はやってたくせに、大人になればトンとしなくなるものだ。変速を楽にするのも理解できるが、楽ゆえに見落としがちの「努力」を惜しむようになるのが大人というものだ。
ギア比は時にバイオリズムという人生に似て、凄く頑張ってるのに空回りしたり、立ち漕ぎしたけれど途中で諦めたり、下り坂にはわざわざ漕がなかったりする。適正ギア比というものは、「探し続けるモノ」なんだと思う。
僕の今のギア比といえば、金曜くらいから適度にイイ具合に動いてる。
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