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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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火曜日、昼に大手酒造メーカーでしゃべりまくり、そのノリで「俺をCMに出せ!」とまでアピールした後、次の場所に向かう。ちなみにCMの件はまんざら冗談でもない。アップルコンピュータや、昔のユニクロ、アサヒスーパードライなど、一般人を起用することで「近く」感じたモノもある。ハリウッドと同様、オファーがあれば、いつでもOKファーマー(牧場・苑田のパクリ)である。

で、次に行った旧居留地の銀行跡の物件視察。えらくカッコ良かった。こんな場所で色々やれたらなぁ、なんて思った。いつも考えるのは、その場所で人の流れや笑顔までをも想像できるかどうか、である。見事にイメージできた。そこに人が集い、活気に溢れ、憧憬にも似た「また来たい」と心から思わせる、そんな何かを創り出す一員になれればと、そこを後にした。

居留地を巡ったこの一ヶ月余り。色んな人に会い、建物を覗き、背景を垣間見たことで、神戸に住んでいて何も知らなかった自分や、8年間店をやってきて気付きもしなかった物事・歴史を知った。旧居留地に於ける規制は、どこか京都の一郭のそれとも似ていて、かなり高い壁のようなモノが存在する。でも、その壁を乗り越えるのではなく、スゥーッと扉を開けるようにそこに行き着いた・入り込めた術はやはり「人間」だった。繋がりは本気の会話から生まれた。

壁のことを「敷居」と言ったりするが、ヒト誰しもが必要なはずのそれを土足で踏みつけたり無断でまたごうとしてきたのも、やはり人間なのである。皮肉なモノだがそんなヤツほどに、ヒトを信じないし、信頼もされない。ヒト、そしてその先にメリットを求めてはイケナイ。そんな相手とは、越えられることのない壁が出来てしまい、こちらも手を貸さなくなるのは目に見えている。

もちろん「志賀」にも扉は存在する。そう考えると鍵付きの扉一枚くらい、何てことはないとは思うのだが、いかがなものだろうか。

店だとは言ってもそれが人間本来、自然な姿だと思わねぇかい旦那?

(最近オチがないと頼くんに言われたので、江戸っ子調シメでげす)


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加納町 志賀とはどんなヤツ?
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