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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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3時間ほど寝て、午前9時50分、車のセルモーターが回らない。10時45分には、元町大丸にいなければならないのにバッテリーがあがってる。隣人の佐川満男に一台貸してもらおうと電話をするも外出中。仕方なしに無線タクシーを呼び、管理棟へ歩いているとマンションの2Fに住む先輩から電話が入る。「今から三宮に行くとこだから、乗せてってやるよ」との偶然に便乗した。

元町ユナイテッドアローズ前で降ろしてもらう。いやはやラッキーだったが、普段どれだけ無駄な荷物を車に積んで毎日出掛けているのか。車ってのは、一つの移動物置くらいに便利なモノだ。はてさて、この大荷物をコインロッカーにでも入れようかと思って見上げた朝日ビル。「おぉ〜」と取引のあるフェリシモさんに荷物を預けることにする。快諾してくれた吉川氏に感謝だ。

今、色々動いている旧居留地プロジェクト資料の入ったケースだけを手に、大丸の催事会場へ行く。指定された場所にいると、ホイホイと案内されて「記者会見ってこんな感じかぁ〜」のような、仕切られたレイアウトのトークショースペースの後ろの方に座る。隣には久々に会う、彼女のお母さんがいて「あらぁ〜」と言われ、二人して頷きながら前を見入っていた。

「アフガニスタン写真展」は、既に彼女を語るに外せないモノとなった。神戸大丸では13日までである。ボランティア団体・セーブザチルドレン代表、同じく神戸のボランティア団体代表と共に壇上で、司会進行の基、進んでゆくトーク。

地雷のために野原を走り回れないオモチャも無い子供達…5歳から働く子供達…彼女に「日本に行きたい?」と問われて「この国がいい」と答える子供達を見て彼女は、自分の子供の頃にこれほど「祖国」や「家族」を意識したことがあったのだろうか、などと考えさせられた。そんな話を聞きながら、やはりそこに行った彼女と、今聞いている僕たちの温度差は否定できないまでも、伝え続ける彼女に感銘を受ける。あの子は、裏表がないよ。やっぱり。

小さな子供を連れた若い母親が、僕の席の前にいる。一挙手一投足に見入る姿は、おそらく彼女のファンなのだろう。そのうちグズる女の子。声を出す。椅子に立つ。その母親も宥めようとはしない。子供の延長線、その先には彼女がアフガンの悲壮な状況と、子供達の強さを語っている。なんだ、この違いは。

「志賀さん、おおきに」と時間を作ってくれた彼女に「ほな」と手を振り、僕は会場を後にした。彼女をタレントとして見る目線と、イチ人間の勇気あるリポートを見る視点とを比べれば、やはり前者の見方が多いのは否めない現状かも知れない。でも誰もが知るところまで上り詰めた彼女が、全国をこういうカタチで回ることを無駄だと諦めない、「らしさ」と「想い」を感じた。あの子は神戸を大事にしてるし、自分の意志を持っている。
そういうところが、君の好きなトコですわ。

夜、「志賀」雨の周年となる。オープンしたのは、震災の年8月7日。震災も店も、この8年を振り返ってみようと思う。そんな気になった。

ありがとねノリくん。


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加納町 志賀とはどんなヤツ?
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