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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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寝不足と疲れがあったから、月曜はおとなしく家にいた。まだおそらく若いのだろう、翌日の筋肉痛も多少感じるし、肩の日焼けにのたうち回りながら熟睡できずにいたこともある。遊び疲れた子供のようだ。

夜、店に向かう車のFMの情報だから自信がないが、5日は「タクシーの日」らしい。それがなぜそうなのかは解らない。ただその女性パーソナリティが「私はずっと『空車』って出してるのに、誰も拾ってくれないの」という言葉に反応した。彼氏か、結婚か?定かではないが、お相手がいないらしい。

確かにタクシーに例えると色々見えてくる。『空車』が独身、フリーをアピールするのに対し、『回送』なら今は必要ないと言えよう。『割増』はちょっとお高くとまってる・気位の高い「触るとヤケドするぜ」系だから、拾う方も気合いを入れなければならない。昨今多くなった『代行』は、歓楽街のお楽しみか援助交際か。ちなみに僕は、『満車』……願望。

以前にも書いた(>>>5/14「思いも寄らぬ守ってくれる人々」)が、店の前の通りに待機しているタクシーの運転手達には、暗黙のルールがある。「あのバーの客はタクシー利用が多い」ゆえ、なぜか僕を大切にしてくれる。帰り際には「今日は早いですね〜お気をつけて!」とか「車、ずっと監視しておきました」とか、一言声を掛けてくれることもある。過日に、お客様に聞いた話だ。

ある日いつものように「志賀」を出たお客様は、目の前のタクシーに乗る。

「『志賀』ってどんな店なのですか?志賀さんってどんな人なのですか?」

運転手が話してくる。お客様はそれなりに返答するが、あまり詳しく説明するといきなり「志賀」に行ってしまうのではないかと、その辺は口を濁して取り繕ってくれた。すると意外な言葉が返ってきた。

「凄く興味があるんです、けど店に入ってしまえばいけないような気がして……」

せっかくある一定の距離感を保っていたのに、近くなったせいで崩れることがある。友人関係が、ビジネスを絡めたとたんにギクシャクすることもあろう。サポーターとは、決してフィールドには降りてはイケナイし、憧れの芸能人の自宅に行って、ただのストーカーになったという例もある。

日曜のワインセミナーで「どうやったら、『志賀』に行けますか?」という質問があった。僕は「僕のサイトを見て感じて、それでも行きたいと思ったのならメールでもください ご自宅にセールスマンがやってきて、いきなり家に入れないでしょう お互いの距離感を大切にしてくだされば、OKです」と答えた。

店というセオリーに反した、そんなややこしいことを言ってる内は、多分その距離感も保たれる。徐々に近付く互いの距離とは、そういうモノだと思う。

横柄なアプローチにはともかく、僕は「乗車拒否」はしない。


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加納町 志賀とはどんなヤツ?
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