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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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代理日記で一日休んだのも束の間、もうヤツらはネタを提供してくれる。時間は結局、土曜日の朝になった。いやはや、お前らがカワイイ後輩でなかったら多分、とっくの昔に追い出していたところだ……。

まず謝らなければならない。せっかく来ていただいたのに、店に入って貰えなかったお客様……山中くん、永末さん、高橋さん、稲垣さん、また違う稲垣さん(なぜかこの二人の稲垣さんは2度までも店に来てくれたのに)、キラン、すわちゃん、伊藤くん……それぞれが一人とは限らないから、結構な人数を断ったことになる。満席だったわけではない。居酒屋・酒処「志賀」と化したバーを見せたくなかった。本気で怒る僕を見て「志賀さん、ごめんね」と謝りながら、まだ懲りないタケの姿ももう既に「志賀」ではなかったし。

神戸製鋼ラグビーFWチームの決起会?が三宮であるのは、タケ・伊藤剛臣から聞いていたし、多少の人数ならソファに追いやって、いつものように営業しようと思ってた。しかしまぁ、11人の平均体重100kgを越えるFW(外人選手含む)が入ってきたらエアコンは効かないわ、大学生のようなノリの驚くスピードで酒は空けるわで、既にいるお客様も「ここは……志賀?」ってな顔で一組二組と帰ってゆく。もうこりゃ貸切にするしかない!と張り紙を早々にして、やはり酒処・志賀、「喜んで!」とは言わないまでも、僕も声を張り上げて動き回っていた。さしずめホスト一人の、ホームパーティか。

1時間も経っていないと思う。既にワインは赤白、紅白飲み合戦の如く10本は空き、ビールも20本、そして他にも酒は無くなっていく。こういうときによくある「どさくさ飲み代徴収させない作戦」にハマらないように、予めなぜか幹事の年長者タケにより、2年目の松原が「志賀さん飲み代32,000円、先に渡しておきます!」と笑顔で言った。知らぬ間に一人当たりの金額が3,000円になっていて、しかも11人で強引になぜか32,000円である。計算ちゃんとしろ!

カウンター5番目の柱の間一人席に座ったこれも2年目・ゴリこと野澤は、開口一番「キムチラーメン!」としつこく僕に注文をする。どこかでグラスの割れる音がする。藤がコケた。トイレでは誰かが粗相の連続に、営業中4回清掃の新記録となる。友達を呼んだくせに知らぬ間に消えてしまったタケ。BK(バックス)なのに、ここにいてそのほとんどを寝て過ごした八ッ橋。最後の一人になるまで椅子に座ってた。なんだなんだ!こいつらはぁ〜!!USJ・ハードロックカフェの店員の気持ちが解ったよ。(>>>6/22「バカ飲みはほどほどに」参照)

夜中、心配したのか昨日の代理日記・増保や、寮の近所で飲んでいた平尾から電話が入る。「大丈夫ですか?」との声に「これを大丈夫と言うのなら、俺はK-1でジェロム・レバンナに素手で殴られてもそう言うのだろう……」と訳の解らないことを呟きつつ、BKチームの飲み会は、ジェントルメ〜ンであるように促した。あぁ、僕はなんて優しい兄貴なのだろう。

みんなが帰ったあと、空いたビール瓶やワインボトルを集める。テーブルを吹き、床にこぼれた酒をモップで吹き上げる。本日5回目のトイレ掃除にドアを開けて、僕はだめ押しのカウンターパンチに、矢吹ジョーよろしくフッと笑った。

「誰か今日、魚食ったな」

……憎めないヤツらである。     いややわ、こんなオチ。


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加納町 志賀とはどんなヤツ?
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