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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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天気ってのはホント気まぐれで、梅雨が終わってもジメジメと雨が降る。神戸はまたそんな日々を迎えた。それを思えば暑い夏はイヤだと言いながらも、昨日の日記のような風景が逆に恋しくなるわけで、「らしい夏」に期待を寄せている僕がいる。昨日は夢の世界のようだったな。

この話は過去に書いたかな?あまりにくだらないのだけれど、僕の中ではずっと疑問があって……今、見つけたぞ!>>>01/07/03日記「僕の疑問に答えてください」にも書いている。鳩にはずっと抱いている特別な想いがある。伝書鳩を飼ってる新沼謙治のソレとは違うものである。

月曜日のメリケンパークでは、鳩と戯れるヨチヨチ歩き(死語やな)の女の子を見た。例えばその子のお兄ちゃん(推定・幼稚園)が、鳩にイタズラをする。ヨチヨチ(これは「よしよし」の赤ちゃん語だな、多分?)は戯れても、幼稚園児は「ワッ!」と驚かせて、鳩が一斉に飛んでゆく姿を面白がる。僕にも幼少期(老小記って豚まん屋、南京町にあったよな)平安神宮で経験済みだ。親の教育がよかったのかそこではそんなあかんたれ(死語)な子供達はいなかった。

その家族が去った後、まだそこに佇む鳩たちを見ながら僕は芝生に懐かしさを感じていたのだけれども、確かに僕は見た。家政婦ほどに僕は見た。そして確信した。鳩にとっては幸か不幸か、鳩には指揮者がいる!と。

よく見る光景として、一羽が飛ぶとそれにつられるように飛び立つ一団に遭遇する。それは、さもありなん。こちらの世界にも似た「先導者」「先駆者」に着いて群がる人々の習性のようだ。しかし僕の見たその鳩たち、いやよそよそしい呼び方は止めよう。数十羽のピジョンくん(フレンチ風に)たちは、誰が飛び出したわけでもないのに一斉に飛び立った。間違いない、人間には解らない信号を仲間に送る「今、俺達は飛ぶんだぁ〜!」という何かがそこにあるはずなのだ。

先述の2001年の日記にもあるように、閑静な住宅地の鳩の声ってのは「♪ポーポー、ポッポポー、ポーポー、ポッポポー、ポーポー、ポッポポー、ッポ」とリズミカルで一斉に鳴き止む。あれはそこに指揮者がいるに違いない。三三七拍子を仕切るオヤジのように、ピジョンくん、ハットリ(鳩・鳥)くんたちの中に、鳩大将が人間には解らない周波数を送っているのだ(多分)。

コンダクターがいるということは、誰かに着いてゆく感覚とは違う一体感だ。空を飛ぶ鳩が音符のように見えた、というのは綺麗なまとめ方ではあるが、一斉に飛ぶ、一斉に鳴き止む彼らに「見る方向性の強さ」を感じてしまう。これは組織・社会に於いては忘れ去られがちの圧倒的なイデオロギーだ思う。

「鳩で何書いてんねん!」と唖然としている方もあろう。
それは既に僕の策略にハマっていると言えよう。

言い換えれば、ポポポポ、アナタは逆に豆鉄砲を食らってる。


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加納町 志賀とはどんなヤツ?
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