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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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ずっと「玉突き」と書いてたけれど、ビリヤードは撞球、つまり「玉撞き」なんだということを、今日になって思い出した志賀である。

店の閉店時間に帰っていったブースカことO氏から、イイ話を聞いた。そのお客様が店の近くに停まっているタクシーに乗った時の話だ。 フラフラとほろ酔いでタクシーに乗ると「志賀さんのお客様ですよね」といきなり言われたそうだ。

僕の店から出てくるお客様は、このご時世でもあるから電車のない時間はタクシーで帰る方が多い。憎き(ここは、「にっくき」と読んで欲しい)国家権力により、今、夜の街は静かになってしまった。酒を飲んで運転することは確かに悪い。しかし、車の運転すら出来なくさせるあの法外な罰金は異常である。だから今14日の午前4時だけど、まだ店にいる僕がいるのだ。酔ってますよぉ〜だ。ちょいと話がそれたぞ、ウィーッ、ヒック。(イマドキそんな奴見かけんな)

ともかく飛び乗ったタクシーの運転手にそう言われて、そのタクシーの主はいつも深夜にそこで待機していることや、志賀さんは凄い車に乗っている(音がうるさいという意味で)という話をされたそうだ。ちなみに僕はここ最近ずっと路上駐車である。これが国家権力への微かな抵抗かと言えば、実はそうではない。いつもそのタクシーさん達が停めている辺りに駐車しているのだ。何だか駐車場を借りるのが馬鹿らしくなったからだ。

ちなみに三宮の月極料金相場は屋根付きで42,000円である。僕は今から8年前、店を始める直前に駐車場を借りた。そこは2年後に、コインパーキングになるから出て行ってくれと言われた。そしてそのすぐ横の月極(げっきょくではないよ どこに行っても見かける全国チェーンの駐車場だと思っていた人は多いはずだ)を借りた。数年後またコインパーキングになった。今度は思い切って店のすぐ隣のホテルのオーナーに直談判して、空き地をその金額で借りた。これは便利だった。しかし昨年、固定資産税が大変でそこは大阪のホテルチェーンに買い取られ、僕の駐車場は使えなくなった。悪しき震災後の神戸らしさを感じた。

そんな背景で路上駐車している僕は、社会人としてはアルマジロ行為、基、あるまじきイケナイ38歳である。今はたまたまその辺の焼鳥屋の敷地内にスペースがあるので置かせて貰ってるのだが、警察が来たら交通や人通りの邪魔にならないようにと一応注意はされる。国家権力が加納町に蔓延るとき、ご近所さんが教えに来てくれる。なんだか、昔聞いた「長屋」のような街、いや町がここにはある。

さてさて、長くなったが本題。そんな人々に囲まれていても、少し珍しいタイプの僕の車、通りすがりの若者達や酔っぱらいが「なんだ、この車は!」と興味なのか、腹いせなのか近付いて中を覗き込んだり、ドアミラーをひん曲げたり、10円ババチョップをしようとする輩もいる。店にいる僕には、そんな外の状況など分からない。そこに颯爽と登場、そのタクシーのおじさん。

「こら、その車に触るでねぇ!」(長屋の住民風に)

そこに待機するおじさん達は、僕の車を守ってくれているらしい。深夜「志賀」から出てくるお客様がタクシーを利用することが多い、その感謝の気持ちで……。

そんな話を聞くと、僕はますます駐車場を借りたくなくなるわけである。


※本日の志賀・ヒトゴトではないヒトリゴト
【単なる、セコイ奴だ、という意見もある】

※《レディースTシャツ・拡販への道!》
【相変わらず色の調整に難航する お互いのMacでデータのやりとりをして解決する話が、僕が送ったデータを紙出力して、色見本のチップ(紙でっせ!)を合わせるという原始的な対応をしていたらしい 街の名刺屋さんじゃないのだから、と今後は互いのPCに送付しながらそれぞれのソフトで加工する方法をやっと理解してくれた 担当は新人さんやったのかな? 完成は間近だ】

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